【RP】ハンバーグステーキ🐝
明星・カナン 2021年9月4日
とある高架下の映画館。
ここは夜の集う場所。
使用を許されたミニキッチンで背の高い女が包丁を繰っている。
コンロでは火が踊り、オーブンは低く唸りながら香ばしい匂いをさせていた。
「伯爵、もうそろそろできるわよ」
通りの良い声で告げながら黒縁メガネの奥で黄昏色が笑みを浮かべた。
🌼🐝
伯爵と伯爵夫人
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明星・カナン 2021年9月4日
人参のグラッセは食べられたかしら?無理ならバターコーンを多めに盛ってあげるわ(歌うように、機嫌のいい甘い声で問う。手元の包丁はさくさくとトマトを八つ切りにしていた)
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御縁・榊 2021年9月4日
(仕事明けで腹を空かせた男がひとり、頬杖を着きながら、キッチンに向かう女の背を眺めていた。手際が良いなあ、なんて。料理が出来ない訳でもないし、きちんとやる気になればそれなりに作れるはずの男は、単純に面倒臭がりだった。ついでに、人が作る方が美味しいと思うタイプだ。なので、相棒に食の世話を焼かれるのが結構好きだったりする)
好き嫌いないから大丈夫。でも、バターコーン好きだから悩ましいなぁ。
(甘い人参も好きだけど。バターコーンもとても好き。男の何処か気怠い声音は、素で響きが甘く柔らかい。勘違いも誘発させやすいが、接客にはなかなか向いた声だった)
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明星・カナン 2021年9月4日
あらそう?じゃあどっちも多めが良いわね、沢山作っておいてよかったわ(白い器へ野菜を盛り、彩りにはトマトを。オーブンから取り出したのはジャガイモの香草焼き。踊るような手つきでこれは大きめの皿へ。メインのハンバーグステーキは肉汁たっぷり、添え物の野菜は彩りを豊かに)
今回はパンしか用意がないのよね。お米は昼の営業でみぃんな無くなっちゃったの。明日の仕入れで手に入ればいいんだけど……(物憂げにつぶやきながらサラダとジャガイモのオーブン焼きを机に並べた。先に食べていて、と腹ペコさんにパンの入った籠を進める)あぁ、それと明日は車に花を飾りたいの。今の時期は何がおすすめかしら?
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御縁・榊 2021年9月4日
(どっちも多め、に嬉しそうに笑って、頬杖を着いていた姿勢を正位置に戻した。食事はお行儀良く、だ。良い匂いがして、余計にお腹が空く。こうして出来るのを待っている時間も好きだ、縁遠いこともあって、何だか特別な時間のような気がするから。並べられた料理に、そっと両手を合わせて)
頂きます。……ん、炊き立てのご飯を「口福の伝道者」で増やすとかしないとそろそろ間に合わなさそうだよねぇ。まあ、水田があれば生育状況早回しで育てるのも可能だろうけど。
(早速サラダをもぐつきながら、少しばかり考えるように。自分も植物を育てることに関しては結構自在だが、稲のように生育状況下が限られるものはやっぱり場所が必要だ)
御縁・榊 2021年9月4日
キッチンカーのカウンターに置く籠タイプで良いなら、直ぐ用意出来るのはジニアかな。
(こういう奴。男の捻れた幹のような角を飾るように、色とりどりの鮮やかな小花が咲き乱れる。百日草の名を持つ、様々なカラーバリエーションの小さな花だ。何より、籠の中に苗ポットで入れておくだけでも土と水があるなら長持ちするのが良い)
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明星・カナン 2021年9月4日
(召し上がれ、と返しながらハンバーグの皿へ多めにグラッセとバターコーンを盛った。最後に熱々のコンソメスープをカップに注いで自分の分と共にテーブルへ運び相手の前へと並べる)
「口福の伝道者」、便利なんだけれど料理人としてはなんとなく……ね。どうせなら各個人の好きな食べ物を100人分作りたいわ(度の入っていない眼鏡を外して緩く息を吐いた。いただきます、と同じように手を合わせてからゆっくりスープへ口を付ける)
明星・カナン 2021年9月4日
あら、ステキね。じゃあそれを明日頂こうかしら。花を飾ってると喜ぶお客さんがいるのよ(彼の角を見て目を細める。なんとも可愛らしい花だ)明日、朝にお店へ寄っていくわ。何か差し入れはいる?
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御縁・榊 2021年9月4日
ありがと、やっぱりカナンが作るものは美味しい。
(カトラリーを使ってハンバーグステーキを一口大に切り分けて、もぐり。じゅわりと溢れる肉汁が堪らない。パンも一口大に千切って、口に運ぶ。ふわりと小麦の香ばしい匂い。このしっちゃかめっちゃかになった狭い世界で、きちんと文化的な食事が取れるのは有難いことだ)
うーん、食材の時点で増やせれば良いんだけどねぇ。野菜とかなら幾らでも作るよって言ってあげられるんだけど、お米はなあ……稲の育成に適した土地がないとやっぱりね。
御縁・榊 2021年9月4日
ふふ、少しばかりの心の栄養になれば何より。んー……カナンのサンドイッチが食べたいな。具はお任せで。
(自分は、心の栄養を売る仕事をしているつもりだ。そして、相手は物理的な栄養と心の栄養を共に満たす仕事だと思う。不思議な縁だ。そして、差し入れに関しては遠慮なく甘えた)
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明星・カナン 2021年9月4日
うふふ、嬉しいわ。沢山食べてね。
(やっぱりこうして自分が作ったものを味わってもらえるのは何ともいえない幸福感がある。機嫌よく触覚を揺らしつつ自身もサラダへ手を付けた。ドレッシングをひと回ししてから口に運ぶ)
まぁ、量は多くないけれど肉もお米も手に入るのはありがたいわ。伯爵の作る野菜も美味しいし。うふふ、農家さんでもやっていけそうだわ。
明星・カナン 2021年9月4日
はいはぁい、一口サイズのサンドイッチを沢山作っていくわね。近々フルーツサンドでも売り出そうかしら(遠慮のないリクエストに嬉しそうに黄昏色を細める)伯爵のところで果物とか育ってたりしない?マンゴーとかパイナップルとか(そしてこちらも遠慮がない)
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御縁・榊 2021年9月4日
有り難く。ん、バターコーン美味しい。
(バターの風味とコーンの甘さに嬉しそうに、ブルートパーズにオレンジを溶かした瞳が細められる。美味しい物を食べると、自然と笑顔が零れるものだ。千切ったパンで、ちょっとお行儀は悪いがハンバーグステーキのソースと肉汁を掬い取って食べる)
でもやっぱり、食材だと肉類と米類は不足してるっぽいよねぇ。新宿内で畜産や稲作なんて限度があるし。
(農家でもやっていける自身はあるが、それはともかく。しかし、もしかして、生肉を齧ったら口福の伝道者で増やせたりするのだろうか。料理じゃないけど)
御縁・榊 2021年9月4日
フルーツサンドも良いね、美味しそう。んー……果物系だと今はまだ元から庭にあったものしかないから、キウイ、苺、ラズベリー、ブルーベリー、柘榴、蜜柑……くらいかなぁ。温室あるし、南国系の果物も育てる気になれば出来なくはないよ。欲しいならちょっとやってみるけど。
(なお、この男の、ちょっと、は間違いなく収穫が見込めるレベルを言う)
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明星・カナン 2021年9月4日
気に入ったならまだ作ったのがあるし、後でタッパーに詰めておくわ。数日中に食べきってちょうだいね。(大きめにカットしたハンバーグを口に運ぶ。粗みじんのひき肉が良い仕事をしていてひとり満足げに頷いた)
緑が残る場所なんてどの程度残っているのかしらね。炭水化物とタンパク質はキッチンカーの定番なのに……困っちゃうわ。「口福の伝道者」に頼るのは最後にしたいんだけど(もし増やせるのなら生肉だろうと生米だろうといくらでも食べてやるのだが)
明星・カナン 2021年9月4日
あら、あら、ステキ!うふふ、持つべきものは有能な相方ねぇ。サンドイッチ、うんと奮発しちゃう(分厚いヒレカツを具にしよう、と心に決めた)さっき言ったものと、あとバナナは絶対に欲しいわ。葡萄なんかもあると嬉しいし……。あぁでもどうしましょう、何をお礼にすればいいかしら?
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御縁・榊 2021年9月4日
わ、ありがと。おかずが一品増えた。
(ラッキー、と笑う声は楽しげだ。自分で作るのは面倒臭いし、やっぱり自分で作ったものを自分だけで消費するって何だかつまらなくて好きじゃない。あの子は花が主食だから、普通の食事は気が向いた時しかしないし。誰かとご飯を食べるのは好きだ。誰かと話すのも、誰かを抱き枕にして寝るのも好き。別に殊更人が好きな訳でもないけれど、それはそれ、これはこれ)
逸そ、新宿御苑を開拓したくなるよねぇ。……「口福の伝道者」、生肉や生米はやっぱり食べても増やせないのかなぁ。料理されてないと駄目なのか、誰かチャレンジしてたりしないかな。
御縁・榊 2021年9月4日
実らせて収穫しとくから、明日花と一緒に持ってって良いよ。あの子たち、世界がこうなる前から俺が喜ぶからって張り切って実を付けるから毎年豊作だったんだよねぇ。
(楽しみー、なんて明日のサンドイッチに期待しつつ。毎年ごっそり実るもので、流石にそのままだと食べ切れずにジャムにしたり酒にしたりしていたっけ。実際今も、朝のヨーグルトに入れるジャムは自家製だ)
バナナ出来たらパフェかクレープが食べたいな、生クリームとカスタードとバナナとチョコソースの奴。葡萄は君が育てて欲しい品種の種有りがまだ売ってたら種だけ欲しいな。……ん?別に要らないよ。君のご飯好きだし、相棒の願いは出来るだけ叶えたいしねぇ。気になるなら今度、三食付きで抱き枕にでもなりに来て。
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明星・カナン 2021年9月4日
いいのよ、美味しく食べてくれるのが一番嬉しいし。
(それが他人ではなく、気心の知れた相棒となればなおさらである。ちょっとお醤油垂らすのも良いわよ、と)(パンをちぎってソースを付けて、口に運ぶ。チーズを乗せてもっと罪深くしたくなる味だ)
誰かしらは試す人がいるでしょうし、様子見かしらねぇ。お腹壊しても恐らく死ぬことはなさそうだから何事もトライ&エラーになりそう。原始的よね。
明星・カナン 2021年9月4日
ほんと植物に好かれてるわね、きっと緑の指で触れてもらえるのが心地良いのよ。あ、収穫私もやってみたいわ。苺かブルーベリー、摘みたてを食べてみたいの。良い?
(果実狩りなんて贅沢、この島ではもうほとんどできやしないだろう。折角の機会は逃したくはない)
クレープならちょくちょく作るし、そこで使わせてもらおうかしらね。バナナを貰えたら一番最初に作ってあげるわ。(お礼の辞退に少しだけ目を丸くして、それからくすくすと笑いだす)やぁねぇ、それじゃ私にもご褒美になるだけじゃない。でもいいわ、伯爵の仰せのままに。ついでに食後のデザートとおやつも追加でね。
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御縁・榊 2021年9月4日
ふふ、おかげさまで美味しい物を食べられる日が増えてて嬉しいよ。
(お醤油。それは良いことを聞いた。調味料の類はある程度ストックがあって良かった。液体なら幾らでも増やせるし。サラダ皿を綺麗に空にして、ジャガイモのオーブン焼きも完全に冷めてしまう前にと口に運ぶ。ハンバーグステーキと一緒にソースと肉汁に絡めても美味しいかもしれない)
俺たちの場合、死ぬことがないって言うより死んで消滅しても何故か復活して海岸に流れ着くって言う謎現象だけどねぇ。死なない訳じゃない辺りが何とも。……ま、あれもこれも復讐者頼りになったこの世界で、トライ&エラーじゃないことなんてひとつもないさ。
御縁・榊 2021年9月4日
生まれ付きだからこればっかりは何とも。良いよ、じゃあ苺とブルーベリーはそのままにしとくねぇ。他は時短に収穫しとくよ、君もキッチンカーの準備あるでしょ。
(緑の指も耳も最初からだ。今も、相手の声に被るように部屋の隅の花瓶から花たちの賑やかな声が聞こえている。首に掛けたヘッドフォンを使うほどではないけれど)
やった、楽しみにしてる。流石にクレープは俺じゃ作れないしなぁ。……そ?俺にとっても十分ご褒美だよ、君が居て、一緒に話しながらご飯が食べれて、抱き枕にもなってくれるならそれが一番。ほら、デザートとおやつまで付いて来た。
(くすくす、相手と同じように笑いさざめく。自分にとっては、これが一番。それ以外の物欲なんて、そんなにないので)
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明星・カナン 2021年9月4日
(ジャガイモのオーブン焼きに同じく手を付ける。皮ごと切って塩と香草オイルで焼いただけであるがこれはこれで酒の欲しくなる味だった。残り少ないハンバーグも口へと運ぶ。次は絶対チーズも入れよう)
死なないのと何か違いがあるのかしらね。もしくは、死んで海岸に流れ着いた自分は本当に「自分」なのかしら。……ふふ、まるでゲームみたいね。
明星・カナン 2021年9月4日
ありがとう、そうしてくれると嬉しいわ。お花にお野菜に、果物まで……伯爵が居てくれてこそ成り立つわねぇ、お店としてはちょっとアレだけど(貨幣制度の死に絶えたこの状況で店も何もないようなものだけれど)
あらあら、すーごい殺し文句。悪いヒトねぇ、次の日の朝ごはんまで作りたくなっちゃう(鈴を転がすように笑って)そんな悪いヒトの口は更に美味しいもので塞がないとね。例えば今日のデザートのミルクプリンとかで。
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御縁・榊 2021年9月5日
(ハンバーグなんて凝ったものを自分で作ろうとは思わないし、やってせいぜい湯煎で温めるタイプである。普通に飲食する分には困らないし、レシピがあれは大体その通りに作れるけれど、其処にアレンジをしようだとかより美味しくだとかのあれそれが己の料理には欠けている自覚がある。美味しいよと人に差し出せるのなんて、贅沢なくらい実がごろごろ入ったジャムくらいだと思う)
ホント、それは自分なのか分かんないよねぇ。もしくは、復活の代償に気付かない何かを削ぎ落とされてるか、……なぁんて。ゲームなら物流の底を尽くコトなんて気にしなくて良いのにねぇ。
御縁・榊 2021年9月5日
使えるものは便利に使っておきなよ。俺も君のご飯がないと困る。
(誰ぞが食べた飯の写しとか、あんまり惹かれないし。手作りが好き。それに、美味しい、と言ったら嬉しそうにする相棒を見るのも好きだ)
あは、得が増えてくなぁ。わ、プリンあるの?それはお喋りな俺も思わず黙っちゃう。
(最後のハンバーグを食べ切って、パンでお皿を拭うようにしてからそれも口に入れる。甘い物は好きだ。冗談めかしながら、ブルートパーズの瞳がぱっと嬉しそうに明るく煌めいた)
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明星・カナン 2021年9月5日
(付け合わせのグラッセを食べ、スープを飲む。コンソメは市販のものだが味は良い。どうせならブイヨンからこだわったものを作ってみたいが結局は趣味の域になるし、このご時世では難しいだろう。そう思うとこの状況を作り出したクロノヴェーダを恨みたくなるというものだ)
復活しなくなることもあるようだけど、そうでなくとも出来る限り死にたくないわね。……ぞっとするわ、死の瞬間を覚えたまま自分かも分からない何かに成って蘇るだなんて。まぁ、それでもここで生きていくしか選択肢はないんでしょうけど。
明星・カナン 2021年9月5日
殺し文句ばっかり言われちゃうんだもの、困っちゃうわ(最後に残していたパンの一口を食べ、水を飲む。両手を合わせて「ごちそうさま」と呟いてから席を立った)だって好きでしょう、あなた。食後に合わせてあっさりした味にしてあるけど、ベリーソースなんかも合うわ。お皿を流しへ片付けたら用意するわね。
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御縁・榊 2021年9月5日
何が変わったかも分からないまま変えられるのは嫌だよねぇ。ま、ドラゴニアンになったのは何にも困らないし、何なら角が邪魔ってコト以外は快適だけどさ。
(みんなが少しずつ変わり者になったこの世界は、少し息がしやすい世界だ。でも、復讐者は怒りを絶やしてはいけない。植物たちを取り戻すために、昔から埋まらない何かを埋めるために、クロノヴェーダを殺して生きる。生き続ける)(事実しか言ってないから殺し文句のつもりはないんだけどなぁ、と朗らかに笑って、最後にスープを飲み干す。そうして、また手を合わせた)
ご馳走さま。美味しかったよ、カナン。うん、甘い物は好きだよ。ふふ、ベリーソースも試してみたいなぁ。楽しみ。
(ふたり分の食器を重ねて纏めて、ひょいと席を立って流しへ持って行く。作って貰ったし、片付けくらいはする)
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明星・カナン 2021年9月5日
いいわねぇ、私なんて虫だもの。──不思議と、昔から虫だった気もするから嫌になっちゃうわ(薄く笑う。外していた眼鏡をかけ直した)(触覚も、硬質化した手足も、羽根も無かった頃はどう過ごしていただろうか。そんなことすら思い出せなくなりつつある。それに違和感すら抱けない静かな不気味さで時々咽喉が詰まりそうだ。元からそこに合ったかのように羽根を捌いて動き出す)
はい、お粗末様。じゃあ食器はお水に付けておいて、後で纏めて片付けましょう。ミルクプリンの用意を先にしておくわ(きっと、彼に美味しいと言わせる自信のあるデザートを用意しよう。真っ白なプリンに、ルージュのように赤いソースは良く合うだろう)(こうして作れるものこそが、己の証明なのだ)
(。)
御縁・榊 2021年9月5日
昔からそうだった気がする、って怖い話だよねぇ。アイデンティティから揺らして来る。
(自分は実際困っていないし、何なら植物と話せるなんて可笑しいと言われなくなっただけ生きやすくて楽な世界だとは思うけれど。それでも、この世界になって困っている者も、変わってしまった恐怖や己がどうなるか分からない日々に耐えている者も、確かに居ると知っていた)
ん、分かった。期待してる。
(食器をぶつからないようにそっと流しに置いて、蛇口からの流水で油や汚れだけ軽く流しておく。これをやっておくと、洗う時の苦労が段違いだ)
御縁・榊 2021年9月5日
(席に戻ったら、相手が用意してくれたミルクプリンに嬉しそうに笑う。最初はそのままひと口、優しい甘さは直ぐに口の中で蕩けて、あまりあとを引かずにすっきりと消えてしまう。美味しいね、と笑うさまは、きっと何時もより少しだけ無邪気で幼い)(この素敵なデザートを食べ終わるまで、もう少しだけのんびりと、君とふたりで話をしよう。しっちゃかめっちゃかになった狭いこの世界で、気の合う相手と食卓を囲むことは、残った数少ない幸福と言えるものなのだから)
(。)
御縁・榊 2021年9月5日
【〆】