私立MM学園

【個】大変申し上げにくいのですが、

十埼・竜 2023年6月12日
――――放課後。
探していた相手は、すぐに見つかった。

しかし。
いつも通りに伸ばされた手を、
なんと。
あろうことか。
「ちょっ……と今は待ってもらっていいですか!」
拒みおったのである。この所有物。

#ルリア・アクアボトル
#十埼・竜





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十埼・竜 2023年6月12日
発端は、少し前の“旧騎士団”騒ぎです。……その時は学校にいなかったんでしたっけ?(ここに関しては、花束ちゃんの方が詳しいかも知れませんね、と付け加えて)

その時に、僕が条件を踏んでしまって。どうやら呪いを付与されたんです。……相手の名前を呼ぶ、なんて簡単な罠だったんですけど。
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十埼・竜 2023年6月12日
それからしばらくは……(……ノイズイーターとの件は、関係ない上に長くなるから省いた。実際ここまで発動が遅れたのは、ぼくが一度死んだせいだろうけれど)
……一緒にいた他の子に呪いが発動しているのを知ったくらいで、僕自身は何もなかったんです。

昨日、ですね。
僕が多分、「より大きなところに声を届けよう」としたのが切っ掛けです。具体的にはラジオイベントの立ち上げしてたんですけど。
呪いが発動したときに居合わせたのはサーヴァントなので、そいつ視点での観測データしかないんですが……
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十埼・竜 2023年6月12日
「声を忘れられたくない」それを呪う、と。

なので、僕への呪いは「僕の声を聴いた者に、僕の声を奪われる」……多分、そのままラジオでもやろうものなら不特定多数が僕の声を植え付けられでもしたんじゃないですかね。
呪いの原型は、そうだったらしいんですが。
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十埼・竜 2023年6月12日
……(急に渋い顔をする)
うちのサーヴァントが。
何故か。
その呪いの、条件部分を、改竄したらしく。 (無効票)
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ルリア・アクアボトル 2023年6月12日
えぇ、その時、私は丁度外していて。後になってから、その騒動を知ったクチ。

そうね、アナタにとって、きっとそれは何よりも最悪で。
……正直、そんな仕掛けをした奴、私が消し炭にしてやりたいくらいだけど。
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ルリア・アクアボトル 2023年6月12日
……その子のおかげで、最悪は免れた、ってコト。
ふふ、褒めてつかわしましょう。
(ご褒美をお望みなら聞いてあげてよ、なんて付け足しつつ)

とはいえ、まぁ……
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ルリア・アクアボトル 2023年6月12日
それがまぁ、「キスしたら」になるのはも~~ちょっとどーにかならなかったのかしら。
まぁ、「声」「喉」「口」に関する呪いだから、それに近いものにすり替えるのが無難だったんでしょうケド~。
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ルリア・アクアボトル 2023年6月12日
……ちなみに、私としてはアナタの声で睦言を囁くのは一向に構わなくはあるけれど。

「奪われる」って事は、そうなると戻るまでアナタ自身は声を発せなくなるのでしょう? なら、これはナシ。 (無効票)
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十埼・竜 2023年6月12日
…………超ファインプレーだと僕も思ったんですけど。
自分の声でめちゃめちゃな駄々こねられると、すごーく複雑な気分になりまして……あいつには過ぎた褒美ですよ。絶対調子乗るし。

(……何で「キスしたら」になったのか?)
(思い返される、自分の声)……えっと。
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十埼・竜 2023年6月12日
……そーゆーことばっか、考えてた、から。
だそうです。
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十埼・竜 2023年6月12日
…………僕の方はイヤですよルリアさんが僕の声で喋るの、だってルリアさんの声聴こえないじゃないですか!

多分、僕の声は「奪われる」んでしょうね。入れ替わりじゃなくて。……電波でその辺のスピーカー弄って音声流せはするんですけど、技術的に。 (無効票)
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ルリア・アクアボトル 2023年6月12日
……………ふぅ~~ん?

(そーゆーことばっか考えてたから)
(それを聞いた瞬間、にまぁ~っと笑みを浮かべて)
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ルリア・アクアボトル 2023年6月12日
じょーだんよ、アナタの声で喋る私、なんてそれはもう「一番魅力的な私」じゃないもの。
そんな私、アナタに一番近い所で見せたくない。 (無効票)
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十埼・竜 2023年6月12日
(美味しいものを食べて満足そうな。けれど、つつけばもっと面白いんじゃないか、って)
(こういう時に体を撫でるきみの“波”は、まさに肉食の獣だ。)
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十埼・竜 2023年6月12日
(それを、傲慢なくらいの気高さで飾るのがきみだと、思う。)
……ルリアさんは、ルリアさんのままが一番綺麗だって、知ってる。
(それはもう、いつも特等席だからね。)

(その特等席の意味合いを思うと、)
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十埼・竜 2023年6月12日
…………。
(だめだ)(思ったより、だいぶ)

……差し当って、僕はなるべく早急にこの事態をどーにかしたいと思ってます。(声は思いのほか真剣なものになる)
でも、生憎僕にはこの手の……呪詛に相対する知識も手管もない。
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十埼・竜 2023年6月12日
だからね、ルリアさん。
魔法使いのきみを頼ろうと思って、今日は探してたんです。
……どうにかできないかな。 (無効票)
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ルリア・アクアボトル 2023年6月12日
なに?
改めて、光栄に思った?
(アナタが私に夢中、なんて大前提だけれど)
(それでも、改めて確認することは、私たちにとって大事なコト)
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ルリア・アクアボトル 2023年6月12日
ふふ、そうね。
アナタが真っ先に思い浮かべた、呪詛や魔術のスペシャリストが私、っていうのは正解。

竜を蝕んでいるもの。
アナタに刻んだ紋を通して、きっとそれに触れることが私はできる。
……それを期待して、私に頼んでるんでしょ?
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十埼・竜 2023年6月12日
それはもう。
ぼくって幸せだなーって。
(お互いに聴こえている。感じ取れている。)

(こんなにも溺れているのに、結論が出せないでいることさえ、きっと。)
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十埼・竜 2023年6月12日
……御明察(焦ったように、少し身を乗り出して)

ただし。……ルリアさんは専門家だから、下手踏まないって思って頼んでるけど。
他の子で、呪いに深く触れようとして、感染した子がいた。
だから……
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十埼・竜 2023年6月12日
……危なかったら、すぐ手を引いてね。
これでルリアさんまで危険になったら
(細く、息を吐いて)
僕は自分を許せない。 (無効票)
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ルリア・アクアボトル 2023年6月12日
……任せなさい。
アナタのことで。
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ルリア・アクアボトル 2023年6月12日
私が失敗するなんて、ありえないんだから。

(そうして、自分が刻んだ"しるし"に触れて)
(指先と、紋が、発光する)
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ルリア・アクアボトル 2023年6月12日
…………あぁ、うん。

"いる"わね?

(目を閉じて、より深層へと意識を潜らせて)
(そうすれば、眼を開いていた時には見えなかったものが、見えてくる) (無効票)
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十埼・竜 2023年6月12日
……頼もしいなあ、ほんと。
(また、肩から力が抜けて)
(そのまま目を閉じた。)

(首筋に柔らかな指の感触。少し、暖かい――――)
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十埼・竜 2023年6月12日
(――――二年前、契約の際に視えた魂は、歪に積み上げられ、崩れそうな骨の山)
(それが、今は、強固な白亜の塔へと変貌している)
(経験と、成長の結実として。)

(今、そこに蔓延り絡みつく澱みは、ひどく目立った)
(蛇のように、蔦のように)
(輝きを覆い、根を伸ばし蔓を広げて、更に外へと)
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十埼・竜 2023年6月13日
【きいて】【ふれて】
【わすれないで】

(呪いのように、幼子のように、それだけを繰り返して。) (無効票)
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ルリア・アクアボトル 2023年6月13日
――――ばかね
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ルリア・アクアボトル 2023年6月13日
アナタに刻み付けたのと、同じくらい。

私にだって、刻まれているのに。

(そう言って)
(その"怖れ"を、抱きしめるように)
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ルリア・アクアボトル 2023年6月13日
――根幹に根差す負の感情が元になっているのなら。
"恐れる必要はない"って。心から理解できればいい。

そうでしょう? (無効票)
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十埼・竜 2023年6月13日
(その黒が指先を汚したのは一瞬)
(伝わった熱で、溶けるように形を失って)

(白く。)

(海の泡に似て、崩れた。)
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十埼・竜 2023年6月13日
(ぼくは、“きみのもの”だから)

(ぼくの心の、奥の、奥で、きみがそういうのなら)

(この呪いは、もう支えを失っていた。)
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十埼・竜 2023年6月13日
……。

(目を開く)
(瞬いて、きみの顔を、見つめる)

(きみの両頬を掬い上げて、もっと、覗き込むように)
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十埼・竜 2023年6月13日
(そのまま覆い被さって、)
(ゆるしもないまま口づけた。) (無効票)
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ルリア・アクアボトル 2023年6月13日
(そうして、もう大丈夫でしょ、と意識は表層の肉体へと戻り)
(どうかしら、とばかりにその顔を覗き込んだ所だった)
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ルリア・アクアボトル 2023年6月13日
んむ
(竜の方から、唇を奪われて)
(今は、望むままに、貪らせてあげる) (無効票)
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十埼・竜 2023年6月13日
(やっと、渇いていたことに気がついたような)
(凍えていたものが、熱に擦り寄るような)

(だから、暫く、夢中で)
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十埼・竜 2023年6月13日
(ゆっくりと唇を離した後の第一声は)

……ごめんなさい。

(大事な確認の一言だというのに、だいぶ情けなく震えていた。) (無効票)
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ルリア・アクアボトル 2023年6月13日
あら。
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ルリア・アクアボトル 2023年6月13日
謝るだなんて。
もう満足?

(そう言って、ぺろりと唇に残る、混ざり合った雫を舐めとる仕草は)
(もっといかが? と甘い芳香で誘う花弁のよう) (無効票)
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十埼・竜 2023年6月13日
(吐息)

(喉を鳴らして、)
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十埼・竜 2023年6月13日
(もう一度だけ、ほんの軽いキスをその唇に)

……流石に今はこのくらいで勘弁してください!
ルリアさんに置かれましては何の問題もなくご健勝の御様子で何よりです!!!
(身を引いた!! ぼくにだって限界ってものがある!!)
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十埼・竜 2023年6月13日
………………はぁぁぁぁ(身を引いた先で壁に背中を凭れさせてずるずる座り込みそうになった)
ほん……とに……解けた……とは……いや一応警戒しますけど、まだ……!
(やっぱり結構緊張してたし、それが今一気に解けた。体が重い、けれど)
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十埼・竜 2023年6月13日
……ありがとうございます、ルリアさん。 (無効票)
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ルリア・アクアボトル 2023年6月13日
(ちゅ、と最後に軽い、デザートのようなキスをされて)
(貪り方が、私に似てきたかしら、なんて思ったけれど。まだまだね)
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ルリア・アクアボトル 2023年6月13日
ん、オツカレサマ。

お互いどーもなってないし、大丈夫みたいね?
とりあえずは解決したけれど。それはそれとしてー……。
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ルリア・アクアボトル 2023年6月13日
…………オトシマエ。
きっちり、つけさせてやるんだから。
(誰のモノに手を出したのか。)
(骨の髄まで、魂の一片まで、思い知らせてやらなきゃ気がすまないもの) (■)
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十埼・竜 2023年6月13日
……でも、何かあったらすぐに教えて下さいね。

(これは、ただの勘だ────エンターティナーとしての、勘。)

 、、、、、、、、
(これで終わるのか?)
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十埼・竜 2023年6月13日
(────けれど)

そうですね。
(何があろうと)
……僕も、お手伝いします。

(我が主のものに手を出したことを、後悔させてやる。) (■)
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