【ネメシス杯】雪華VS唯妃【1回戦グループY】
黄泉王・唯妃 2023年6月1日
#雪華vs唯妃
「良き隣人として友として、これからもよろしく」
そう言って、差し出された手を取り笑いあった2人が
全く知らぬ者として再び見える
これも運命の悪戯か、はたまた賽の目の女神のきまぐれか
ネメシス杯1回戦グループY、第三カード
はじまります
●場所:月映ゆる緋色の氷獄
●使用ルール
https://tw7.t-walker.jp/club/thread?thread_id=2052
●追加ルール
「ネメシス杯」
https://tw7.t-walker.jp/club/thread?thread_id=32988&mode=last50
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黄泉王・唯妃 2023年6月1日
(女が、歩いてくる)
(正確には女を乗せた大蜘蛛が、だが)
(上に向けた腹部を背もたれに、頭胸部に腰を掛けた女が足を組み、月を仰ぎ見て嗤っていた)
湯上・雪華 2023年6月1日
…………蜘蛛?てて様のともがらの。
(影から浮かび上がるように現れた。のっぺりとした表情に感情は宿らない)
黄泉王・唯妃 2023年6月1日
まったく……。
全くもって御し難いものよな人間とは。
このような人の身から外れるような宴を催そうとは。
考えた奴はそれはもう、無貌の思考に染まった輩であろうなぁ。
(ケラケラと女が嗤う。浮かび上がる人影に気づいていながらも、気にも止めぬように)
湯上・雪華 2023年6月1日
…………気がふれておるかについては、我は言葉を持たぬ。
うぬのように埒外では無い故に。我は呪詛。ヒトの欲望の果に産み落とされるモノなり。
(言葉から埒外の存在と判断した。であれば、敵か否かそれだけ分かれば良い)
黄泉王・唯妃 2023年6月1日
妾に貴様らに向ける感情などそう多くは無い。
敵意?
気にも止めぬ存在にそのような上等なものを向けるものかよ。
さりとて。
この宴はそれでは先に進まぬようだ。
ならば――。
黄泉王・唯妃 2023年6月1日
(ずぶりと細い足が蜘蛛の頭へと潜り込む)
(声無き悲鳴が空間を震わせるが、女は気にした様子もなく、大蜘蛛の意識を奪い取り)
戯れようか、人間にこびりつくことでしか存在を許されぬ矮小なる存在よ。
お前を我に、刻んでみせよ――。
【先攻後攻判定】
湯上・雪華 2023年6月1日
傲慢なり。されど、埒外であれば通り。
(足元の陰が蠢く。無数の手が伸び、包み込んだ)
ヒトなど、我など、うぬにとっては取るに足らんのであろうな。
湯上・雪華 2023年6月1日
さりとて、我らが産まれたことに意味は宿る。
(繭が解けて【ネメシス形態】としての姿を表す)
呪いにして祝い、それが我である。
湯上・雪華 2023年6月1日
【先攻】
しからば、刻み込むは刃なり。
(黒い手に座したまま、無造作に妖刀を振るう。呪詛の斬撃を贈るように)
湯上・雪華 2023年6月1日
(忘れ物)
黄泉王・唯妃 2023年6月1日
【後攻】【防御】
(こちらが大蜘蛛に座せば、あちらは黒い手に座しており)
(ゆるりと振るわれた刀から迫る斬撃に)
黄泉王・唯妃 2023年6月1日
【防御成功】【HP:3】
なるほど、呪いにして祝いか。
それはそれは
(斬撃がドレスに触れる。だがそれはこの身に触れる端から子蜘蛛へと変じ霧散していき)
妾が手慰みに与えているモノがカタチを持っただけの
只の『道具』という訳か。
(ほっそりとした指がそれの頭を撫でるように置かれ)
(此方もまた無造作に、ゴミでも捨てるように鷲掴んで後ろへと放り投げた)
【攻撃】
湯上・雪華 2023年6月1日
【防御】
……あぁ、娘の内を満たすはうぬの祝い。なればこそか。
(相性が悪い事がわかったが、それはそれ。投げられた小蜘蛛は元は呪い。であれば飲み込めばいい)
貪り喰らえ。
(呪を起こす言葉は変わらない。渇望の呪詛たる手が伸ばされた)
湯上・雪華 2023年6月1日
【防御失敗】
……異質なり。
(受け止めた所で噛まれた。同化せず、個として成立している時点で別物になった)
であれば。
(足元に黒い手が生える。その上を跳ねて、着地点に新たな手が。手を跳ねて超えて跳んで)
蜘蛛狩りは我にあらず
(さりとて一太刀いれてみようと思うのだ。型など知らぬと上から刃を振り下ろす)
【攻撃/HP2】
黄泉王・唯妃 2023年6月1日
【防御】
(子蜘蛛共に群がれながらも特に気にする様子もないそれに対し)
ああ、そういえばこの娘も小童も勘違いしているようだが
(それは優しく説くように)
妾の本質は蜘蛛に非ず。たまたまこの惑星の生命体で似通っているのが蜘蛛というだけで
(だが強く咎めるように)
黄泉王・唯妃 2023年6月1日
【防御失敗】【HP:2】
(縦に振るわれた刃が肩口に何の抵抗も無く吸い込まれ、そのまま右腕を斬り飛ばす)
(しかしてそれに動揺はなく、くるくると舞うその右手に左手を伸ばし)
妾は異星の神。
やるなら小童同様神殺しの覚悟を据えて挑めよ?
(空中で指同士が絡み合うように握られ)
(それを鈍器代わりに。真一文字に振り抜いた)
【攻撃】
湯上・雪華 2023年6月1日
【防御】
ふん。うぬに言われずとも。我は神を嫌う。
我にとって神とは敵以外の何物でもない。
(異星の神とて変わらぬ。故に、喰らい尽くさねばならない。
産まれた理由であれど、気に入らぬ者は滅ぼすのみ)
故に、それは喰らうのみ。
(足元から伸びる黒い手が折り重なって巨大な手となる。その掌には巨大な口。その肉諸共喰らい尽くさん)
湯上・雪華 2023年6月1日
【クリティカル被弾】
っ……無念なり。
(喰らおうとした巨大な手ごと殴打され、腹部が陥没した。呪詛で編まれた手は霧散して地に落ちる。これ以上動くことはできない)
【敗北/HP0】
黄泉王・唯妃 2023年6月1日
(動きを止めたそれを見て、女は己の右腕を元の位置へと戻す)
ふん、あまり壊し過ぎると小童や蜥蜴が煩いのでな。
元には戻しておいてやろう。
(ものの数秒で骨が、神経が、血管が、肉が。逆再生したかのように元へと戻る。軽く握ってその感触を確かめた後)
(ずるり、と蜘蛛の身体から片足を引き抜き、もう片方もその勢いに任せて引き上げた)
黄泉王・唯妃 2023年6月1日
【勝利】
勝った、という事はもう少しこの悪趣味な宴に付き合わねばならぬという事か。
やれやれ、負けておいた方が手間が無かったかもしれぬ。
そうは思わんか、そこで転がるモノよ。
湯上・雪華 2023年6月1日
はぁ……それは我に対する嫌味か?外なる神よ。
どちらであれ、変わらぬであろう。
ただのヒトに負けたのであれば、目を付けるであろうに。
(ほどけた呪詛を腹部に詰めて、新たな肉として修復を行う。しばらくは空腹が続くであろうが、まぁ、呪詛から喰らっていただけばいいか)
黄泉王・唯妃 2023年6月1日
カハハ!
異な事を言う!
妾をどこぞの貌無しと同じと思うてくれるとはなぁ!!
まあ、確かに。
暇を潰すのには良さそうではあるとは思うがな。
まあいい。次はどのような異形と出逢うか。
『楽しみ』にしておこう。
(そうして女はまた月を仰ぐ。もはや興味は失せたと言わんばかりに)
湯上・雪華 2023年6月1日
ふぅ……姿を維持できぬほど、か。
貌無しを我は知らぬがな……
どうであれ、はぁ……しばらく、てて様が荒れる。
黄泉王・唯妃 2023年6月1日
こうしてこの戦いは
結果だけ見れば随分とあっさり終わりました
ですがこの後
まさかあんなことになろうとは
この時の私達は誰一人として知る由もないのでした
黄泉王・唯妃 2023年6月1日
《終了》