【個】篝火の向こうの、泡沫のそのまた向こう側
脚断・未歩 2023年5月6日
魔女の夜の宴、ヴァルプルギスナハト。
新入生を歓迎する夜の宴に、気ままに回る車椅子。
次はどんな人と会えるかしら。
車椅子を動かして、篝火が照らすその人は―――
#天音・光
#脚断・未歩
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脚断・未歩 2023年5月6日
(キッ、キッ……)
(車椅子を動かして、篝火が照らすレジャーシートの近くまで来たわ)
…………。
(今は、誰もいないのかしら?)
(無効票)
天音・光 2023年5月6日
こちらもこちらとて適当にブラついていた女子生徒の制服を着ている男子
レジャーシートの近くに車椅子が止まっているのを見つけ寄っていく
「どうした?車輪でもはまったか?」
(無効票)
脚断・未歩 2023年5月6日
(シャボン液にそっと、ストローを浸して)
(フゥ―――)
(コポポポ―――)
(細かい虹色のシャボン玉がいくつも夜空へと浮かび、篝火に照らされていくのを見た、その瞬間)
脚断・未歩 2023年5月6日
…………。
(そっと、顔だけ声の元へと向いて)
こんばんは……レジャーシートに座れないから、近くで篝火の様子を見ていたわ。
あんたは……先輩?在校生?今来たとこかしら?
(無効票)
天音・光 2023年5月6日
篝火に照らされ不思議な色合いになったシャボン玉を目で追いながら答える
「今きたとこの在校生。青のクラスの天音・光。学校の色んなところで修理なりなんなりしてるから新入生でもみたことあるかもしれないな」
天音・光 2023年5月6日
「そっちは?」
新入生に車椅子がいるから修理するときは考慮してくれ、とは聞いていたが名前とかは聞いてなかったしな
(無効票)
脚断・未歩 2023年5月6日
天音……光……。
(備品や設備の修理しているのなら、もしかしたら見たことあるかも?)
あたしは黒クラスの、小学六年生。
脚断・未歩よ。
見ての通り、車椅子だけど、それ以外は至って普通の女子小学生よ。
(無効票)
天音・光 2023年5月6日
「よろしく脚断。ああ、何かしら学校の設備面で困ったことがあったら俺か生徒会に言ってくれ」
車椅子を使ったことがないから、俺らの目線からこうしたらいいのでは?は出ても、車椅子側のこうして欲しいって言うのが出てこないしな
(無効票)
脚断・未歩 2023年5月6日
まあ、スロープとか多いと助かるけど。
それを強請ると今度は健常な生徒に支障が出るわ。
あたしはあたしになんとかしようとは思ってる。 お気遣いありがと。
脚断・未歩 2023年5月6日
今日の夜は、どんな感じかしら?
天音はヴァルプルギスナハトは2回目?
(レジャーシート、あたしは座れないから、と相手に座るように勧めるわ)
(無効票)
天音・光 2023年5月6日
「スロープね。ま、流石にそこまでどこもかしこもスロープだらけ、とはしないし出来んさ。それにスロープに関しては脚断だけの問題ではないし」
階段に問題ありそうなのが二名ほど思い浮かぶ
天音・光 2023年5月6日
「二回目。前回と比べてそこまで大きく変わった要素とかはないよ。あくまで新入生がメインの催しだしな」
(無効票)
天音・光 2023年5月6日
サイボーグだから疲れたりとかはないが、立っているよりも座ってるほうがいいかな
「ではお言葉に甘えて」
レジャーシートに座れば見下ろす視線にもならんだろうし
(無効票)
脚断・未歩 2023年5月6日
階段とかはね……ほんとにどうしようもないんだけど。
スロープが必要な人が他にもいるなら少しは検討してもらえるのかしらね?
脚断・未歩 2023年5月6日
ふぅん……。
在校生は在校生で、新入生と顔合わせをする機会でしょ?
(座る様子にどうぞ、と。)
(そして、そっとまたストローをシャボン液に浸して)
脚断・未歩 2023年5月6日
(フゥ―――)
(コポポポ―――)
(またシャボン玉を夜空に浮かべて)
篝火、絶えそうなところはあった?
あったら教えてほしいんだけど
(無効票)
天音・光 2023年5月6日
「今からエレベーターつけます!とかは難しいからなあ。スロープに関しては任せな」
駆動系、電気系、エレベーターを設置するには様々な壁がある。あと予算
天音・光 2023年5月6日
「そうだな。そうやって顔見知り作って新入生が学校生活に入ってきやすくするのが目的。ただでさえ色んな年齢が混じるところだしな」
顔ぶれは去年とは違うが、そこは変わってないしな
天音・光 2023年5月6日
「んー?俺が見てきたところはどこも元気に燃えてたよ」
シャボン玉が夜空に浮かぶ
「好きなのか?シャボン玉」
(無効票)
脚断・未歩 2023年5月6日
エレベーターは、そうね……。
あると楽なんだけど。
ええ、検討してもらえるとたすかるわ。
健常な生徒達を邪魔しない程度のものでいいから
脚断・未歩 2023年5月6日
こういう会が開かれてると、在校生も退屈しなくて済むわね。
色んな人と出会えるんだもの。
(フゥ―――)
(コポポポ―――)
(シャボン玉を夜空に浮かべて)
好きよ、シャボン玉。
虹色で綺麗で。
フワフワと浮かんで自由気まま。
何より、いつかちゃんと消えるもの。
(無効票)
天音・光 2023年5月6日
ふぅん?
「シャボン玉が好きな理由でちゃんと消えるからは初めて聞いたな。弾けるから、とかは聞いたことあるんだが」
中々に珍しい理由なんじゃないか?
(無効票)
脚断・未歩 2023年5月6日
良く言われる。
そんなに変かしら。
(フゥ―――)
(コポポポ―――)
(浮かべていくシャボン玉を金の瞳で見つめながら)
ちゃんと消えるの。
いつまでも浮いてるわけじゃなくて、ちゃんと消える。
だからこそ、また浮かべる。
泡が好きなの。
儚いけれど、次々に浮かんでくる。
儚いけれど、不滅なようで。
(無効票)
天音・光 2023年5月6日
「変とは言わんが珍しい感性だな、とは言っておこう」
個々の泡ではなく、全体としてとらえてるのか
「脚断がふけば新しい泡は生まれるわけだしな」
(無効票)
脚断・未歩 2023年5月6日
珍しい……たしかにそうかも?
よく「そこが好きなの?」って言われるし。
……シャボン玉としてみるなら、そうね。
あたしがシャボン玉を作って、浮かべてる。
魔法のように、泡が生み出せたなら。
それは本望ね。
(無効票)
天音・光 2023年5月6日
「ま、好きなところは人それぞれだしな」
俺だったらどう答えるかな?シャボン玉自体そうそう見なかったし
「何もないところからってことか?」
少し引っ掛かりを覚える。別の何かを泡に見立ててるようにも聞こえるがはてさて
(無効票)
脚断・未歩 2023年5月6日
そうね……。
人それぞれとして、ちゃんと許容してくれるこの環境、とても心地良いわね……。
(そっと、また、ストローを吹こうとして。
1度口から離すわ)
……そうね、何も無いところから生み出せるのも、消えても消えても、また生み出せるのも。
私は、泡が好きだもの。
(無効票)
天音・光 2023年5月6日
名前のときには普通の、と言っていたが健常者の迷惑にならないようと繰り返し言っていたし、元から車椅子とかでそれ関係かな
「なるほど。確かに好きなら何もないところから出したくなるし、何度消えても出したくなるな」
(無効票)
脚断・未歩 2023年5月6日
ええ、いつでも気軽に出せるから。
シャボン玉は好き。
黒クラスの志願理由もそれだし。
理想の魔法の泡を作りたい。
この学園で、今のクラスで、夢を叶えたりできてる?
(無効票)
天音・光 2023年5月6日
「俺の夢は家を作ることでね。叶えるのに努力してる真っ最中さ」
色んなものを建てたりしてるが、まだ人が住む家っていうのは建てたことがない
天音・光 2023年5月6日
「だが叶え続けてるやつは知ってる。だからまあ、脚断の夢も叶うだろうさ。魔法関係ならとくにな」
青、白、黒の番長はそれぞれがそれぞれの魔法のエキスパートだしな
(無効票)
脚断・未歩 2023年5月6日
人が住む家を建てる……。
高校生でそれを夢に見てるなんて凄いじゃない?
でも、建物はちゃんと建てられてるのね
脚断・未歩 2023年5月6日
…………。
魔法のエキスパート……。
……そっか……を
(無効票)
天音・光 2023年5月6日
「まー色々建てたし作ったよ。学校で言えば運動場の隅っこにある資材準備室やら大学棟の実験室とかな。一人で作ったわけじゃあないがね」
自分で言ってて思ったが、特殊なものばかり作ってる気ごするな
天音・光 2023年5月6日
「何か気になることでもあったか?」
(無効票)
脚断・未歩 2023年5月6日
へぇ……作れるんだ……。
いいじゃない備品室に当たる場所でしょ?
大事な場所だもの。
特殊な場所ほど需要があるわよ
脚断・未歩 2023年5月6日
…………ううん。
拙い魔法だから、独学でいいかな、って……。
私は、ちゃんと自分の力で浮遊できるようになりたいから。
専門家の手をわずらわせるほどの目的じゃないから……
(無効票)
天音・光 2023年5月6日
「需要は確かにあるし作ってて色々知識はついたが、それはそれこれはこれ。必要だからやるがね」
天音・光 2023年5月6日
「浮遊のほうだったか。それに自分の力で、か」
いいね
「別に無理に教えてもらえとは言わんさ。そういう意地はよくわかるからな」
天音・光 2023年5月6日
「一つだけ言うなら、番長たちは教えて欲しいって言ったら喜んで教えてくれるってだけ。煩わしいとかそういうの無くな」
(無効票)
脚断・未歩 2023年5月6日
大事なところだもの。
そういうところが作れるからこそ、あんたの夢はきっと近づくと思うわ。
人の住める家、っていう夢がね。
脚断・未歩 2023年5月6日
ん……。
あたしの、復讐者として目覚めた時の魔力なの。
浮遊ができるようになったわ。
(そっと、篝火が揺らめくのを見て)
脚断・未歩 2023年5月6日
…………わからないところは、やっぱ専門家に聞くべき、ね……。
ありがと、決心がついたわ。
(そっと車椅子をキッ、と動かし始めて)
……私はそろそろ行くわね?
(演出終了)
天音・光 2023年5月6日
「あいよ。押さなくていいか?どうせこの後何かあるわけでもないしな」
(演出終了)
脚断・未歩 2023年5月7日
……だったら、少し、押してもらえる?
他に興味があるところができるまで。
お願いね。
脚断・未歩 2023年5月7日
(そっとあとから押してもらえるであろう、その感覚に身を委ねて)
(フゥ―――)
(コポポポ―――)
(篝火に照らされたシャボン玉が、夜空へと浮かんでいく―――)
脚断・未歩 2023年5月7日
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