【日記】2023.4.15 世田谷区を駆ける中で
リオーネ・クア 2023年4月15日
世田谷区を支配しているアークデーモンは狼魔侯・マルコシアス。奴は残酷処刑ショーを行い、世田谷区を恐怖で支配している。それを阻止、人々を救出する作戦にいくつか参加してきた。
残酷処刑ショーで狙われた人達は反抗的な人々。勇気ある人達だ。だから助けたいというのもあるんだけど、俺の家族も巻き込まれてるんじゃないか……そう、考えていた。出会うことはなかったけれど、他のディアボロスに助けられていたかもしれない。
その戦いの中、非常に厳しい決断に迫られることがあった。閉じ込められている人達を助けるため、仕掛けを解除しなくてはいけなくて、その仕掛けは敵の嗜好で人間の命を捧げないといけないのではないかと思われる状況だった。そんなことはもちろんしたくないから、他の手段を一生懸命考えていたけどダメで、俺は脚を切断してデーモンイーターの力で新たに脚を生み出すという方法を実行しようとしてしまった。
この日記を書いている今も、なぜそんなことができると思ったのかわからない。けれど、かつてエゼキエルで戦っているときに同じようなことがあったのだとしたら。俺の体は、もう悪魔のものとすげ替えられているということ、なの……?
0