【船上】櫓の横(佐野・埜之子)
佐野・埜之子 2021年8月27日
のの子は船の後方部にある操船席の横、そこに立つ櫓に持参の画材等の荷物を立て掛ける形で陣取っている事が多い。主だっては物が置き易いからと言う雑な理由だが、よく船が立てる波が遠ざかる水面の風景をボウっと眺めても居るので、その風景が気に入っているのもある様だ。
それ以外だと絵を描いているか、或いは『誰か』に話しかけるていの独り言を言っている。
ちなみに櫓の名前を聞かれると「知らん。言うか何それ、名前何て付いてんの?」と答える。
◇佐野・埜之子の個人スレッド。
◇特にルール等は無いけどRPはしないとへし折る。
話しかける
伝言を残す
こっそり眺める
14番へ
立ち去る
1
佐野・埜之子 2021年8月27日
(目を細めて波間を眺めながら、ポツポツと独り言を言っている)
元気しとる元気しとる。ご飯も食べてるし洗濯もちゃんとしとるって、時々やけど。大丈夫やよ。
佐野・埜之子 2021年8月29日
……(ため息一つ)
我儘ばっかり浮かんで来よるな我ながら。
佐野・埜之子 2021年8月30日
友達はまあ作れるんやないかな。頑張るんはしんどいし、混ざって濁ってまうから流れに任せるだけやけどな。……後はやっぱり良え人探すべきなんやろね。まあ、玉砕するだけやろけど。そこは大事やないしなウチの場合。
堂堂ヶ島・雲海 2021年9月4日
(付箋)『横やん
!!!!!!!!!!!』
(伝言を残す)
佐野・埜之子 2021年9月4日
ん?(付箋に気づいて)
いつの間にこない伝言が……ああ、これは雲海やね。
(読んで。その文面の口調と内容からそう判断しつつ、付箋の空いたスペースに『横やよ』と返事を書いておく)
雲海か……アレも掴めん御仁やけど……
近いんやろかな。それとも遠いんやろか……どっちにしても、いつか相談出来る様に慣れたら良えねんけどなあ……。
佐野・埜之子 2021年9月6日
ちゃんと距離感を考えろて怒られたもんやけど。一番良え距離なんてどうやったら分かるんやろなあ……はー、怖がっとったら触れもせんうちから全部乾いてバキバキや……言うても後先考えんとベタベタ塗ったら混ざって混ざって…………濁ってもたらそりゃ上手くいかんわ。結局、塗り潰さんと……
佐野・埜之子 2021年9月8日
塗り潰さへんとなあ……メディウムはな、あかんのよ。その時は良くても後で、脆く、砕けてまう。その時楽なだけやの。練習なら良えけど、練習で親しい人作るのは外道の所作やえ。やから、結局、塗り潰さんと。乾かんで濡れたままやのに……我慢出来んで……塗り足して……濁って……汚れて……結局、塗り潰して元の黙阿弥。ああ、あー……嗚呼、何をしとるんやろね。ウチ。
佐野・埜之子 2021年9月9日
描かんと。
佐野・埜之子 2021年9月15日
描かんとな。描かへんとな。他に出来ることもないんやし。
描こな。それしか方法は無いんやし。
別に、例え、それで、何処にも辿り着かんでも。
(手作りの30号キャンバスを立て掛ける)
佐野・埜之子 2021年9月20日
(幾つも幾つも丸を描いていきながら)
……『なんだかまともだなあ』。
(丸の中にトゲを描き加えていきながら)
『ずいぶんふつうのものかくなあ』……。
(その全てを鉛筆を寝せた斜線で軽く潰しながら)
そんなん気を衒う理由にはならへん。聞き飽きた言葉やし。
(下に見える丸を基準に波を描いていく)
……聞き慣れては居らんけど。
佐野・埜之子 2021年9月21日
(シャッシャと濃い色の鉛筆を走らせる)
描く事自体には才能も技術も要らん。
しないながどうかは出来上がるもんの結果にしか影響せん。
描く事自体はな。誰にでも出来るんよ。
やから、ウチにも出来る。
やよって、ウチやのうても出来る。
ミコト・ベルウェザー 2021年9月22日
『でも、描き上がった物は、間違いなく君だけの物でっすよ』(ギャラリーの中から、そんな声)
(こっそり眺める)
佐野・埜之子 2021年9月22日
(ぴたりと手を止め、声をした方を探して少しキョロキョロ)
…………
(見つからないのですぐ諦め、そのまま少し上を向いて少し考え込む)
佐野・埜之子 2021年9月25日
……せやね。
(ほんの少し、柔く笑う)
描けば。描きさえすればそれはウチのもんや。
ウチの
………………(波の音
)………………のに。
佐野・埜之子 2021年9月27日
…………(漫然と鉛筆を走らせている)
………………………
(舟べりに行って水桶に波を入れる)
えいな
(キャンバスにぶっ掛けた)
佐野・埜之子 2021年9月29日
(B6の鉛筆に持ち替えて未だ濡れたままのキャンバスの水と元絵の鉛筆の入り混じった跡に塗り描いていく)
佐野・埜之子 2021年10月3日
(何となく見えてきた形に添って2Bの鉛筆で描いて行く。これは、5足の獣のような形になって来た)
佐野・埜之子 2021年10月6日
……ふむ。こっから何描こ……
(やんわりしたシルエットが見えて来たキャンバスを前に少し思案)
佐野・埜之子 2021年10月11日
……ん。
(線を引いて行く。描いて行く。繊維を、鱗を、皺を、中身を、血管を、内臓を、星を、棘を、目玉を、心臓を、心を、瞳を、髪を、鬣を、髭を、睫毛を、腕を、指を、指を、指を、指を、指を、指を、指を)
んー、バランス悪うなって来たやろか?
佐野・埜之子 2021年10月15日
もう少し考えて描かんと……(指を延々描き続ける)
佐野・埜之子 2021年10月17日
……………………うーん。これ何?(誰に聞いている心算なのか)
佐野・埜之子 2022年9月29日
(座ったそこから見える景色、水面を描いている)