誰そ彼霊園

【1:1RP】管理作業、その説明

徒野・禄 2021年8月25日
時刻は正午を過ぎた頃。
冷房完備の事務所から一歩でも外に出ると、夏らしい熱気が押し寄せた。

暑い、暑すぎる……
きっと1人で管理作業を行うのであれば「やっぱりやめよう」なんて相棒のクダギツネに愚痴って呆れられていただろう。
でも、今日はそういう訳にはいかない。この大変な作業を手伝ってくれると言う人が来てくれているのだから。
なんでもない風を装い、バケツと箒を持ちキリッとしながら言いましょう。

「それでは、始めましょうか」

-----------------------------------------------------------------
お相手:雪代・シア
目 標:お墓掃除と敷地内の掃き掃除を終えたら終わり




0

徒野・禄 2021年8月25日
それでは雪代さん、こちらを(お参り用のバケツの山を指差し、自身も取っ手の付いた金属製のバケツを手に取る)
まずはお墓の掃除から行きましょうか、そこの水道でバケツに水を入れて、土埃なんかで汚れているお墓を洗い流しましょう。

ところで、雪代さんはどうしてここへ?私のあの募集文だと、あなたに何もメリットが無いなと思ったのですが。(できる限り柔らかな声で質問を行う。コミュニケーション能力に欠落がなければ、純粋に気になっているのだなと察する事は出来るだろう)
0

雪代・シア 2021年8月25日
はいは~い!りょうか~い(バケツを一つ手に取り水道へ。蛇口から流れる水に時折手を入れて、気持ちい~とはしゃぎながら水を注ぐ。ぱしゃぱしゃとした水音も涼し気で、なんとなくいい気分になった)

ん~?ん~~~~~~~~……
シア、新宿がこうなる前も新宿はよく来てたんだけど~こっちの方まで来たことなくて~お墓なんてあるんだ~って思って覗いたら募集見つけて~…そっか~~こういうのも大事だよね~~って思って~…誰かの大切かもしれない場所は大切にしないとね~~みたいな~そんな感じ~?まぁでもどんなことするのか興味があったって言うのが一番なんだけど~(つまるところ、その時の気持ち一つでやってきたということだ。行き当たりばったりここに極まれり。メリットなど、思考の外にいた)
0

徒野・禄 2021年8月25日
……そうですか。良い人ですね、雪代さん。多分、雪代さんのような人はこの仕事に向いていると思いますよ。(驚き、少し手を止める。損得勘定で動く人の多いこの時代に珍しい人だと思った)

では、バケツの水をこのステンレスの柄杓で掬って墓石の上からザバッと何度かやってあげてください。汚れが目立つ所があれば雑巾を使ってもらえれば……雑巾がないですね。幽丸、雑巾持ってきて。(腰に下げた竹筒に声をかけると、にゅるんと管狐が飛び出す。幽丸と呼ばれた管狐は事務所の方へ駆け出して行った。雑巾を持ってきてくれるのだろう)
0

雪代・シア 2021年8月26日
へ~~?ホント~?シア向いてるんだ~~~……ふふ、じゃあめっちゃ頑張るね~(禄の言葉に分かりやすく気を良くする。褒められて嬉しい。ニコニコと上機嫌に、ふんふんと相槌を打ちながら墓掃除の説明を受け始めた)

なるほど~……ねえねえ、禄ちゃん(さっきの話の続きなんだけど…と続けようとするが、聞きなれぬ単語に言葉を止め禄へと視線を移す。瞬間、飛び出す管狐にぱちくりと目を丸くして)…か……かわいい~~~~!(駆けて行った幽丸を追うように、ニ、三歩そちらへ足を進める。当然追いつけはしないが、視線は駆けていった事務所の方に釘付けである)カワイイ!!!え~~~!!カワイイ~~~!!!禄ちゃん禄ちゃんねえねえ今の管狐!?すごいすごいカワイイ!(大はしゃぎで今度は禄の方に駆け寄り、事務所の方に指をさす)
0

徒野・禄 2021年8月26日
か、かわいい?アレが……(しばし思案する。妙に細長く、おまけに性格もあまり良くない変な生き物という認識であったが、もしかしてあれはカワイイのだろうか)
アレはうちの管狐ですが、気に入ったなら好きにしていいですよ。触るなり、煮るなり、焼くなり。かなり性格の悪い狐なので注意してください。(幽丸の説明をしていると、事務所から雑巾の束を咥えた幽丸が戻ってくる。そして勢いよく)
0

徒野・禄 2021年8月26日
ぶえっ(禄の顔に雑巾の束を叩きつけた)

この通り、最低の管狐です。(叩きつけられた雑巾を手に取り視界を確保すると、幽丸がシアに媚びた仕草をしていた。この畜生が)(シアは特に抵抗もされずに触れるだろうし、きっと望んだことに付き合ってくれるだろう)
0

雪代・シア 2021年8月27日
うん!カワイイ!とっても!すっごく!だってふあふあでもこもこだったよ〜!?それはもうめっちゃカワイイよ!(こくこくと何度も力強く頷く)

え!ホント~?やった〜(素早く戻ってきた幽丸に気づき、熱っぽい視線を向ける…と、勢いよく禄の顔に雑巾が叩きつけられ目を瞬かせた)……ふ…あは…っ…あはは…!ふふ…凄く仲良しなんだね〜(幽丸と禄を交互に見て、あははと弾ける様に笑う)初めまして、幽丸ちゃん。シアだよ、よろしくね〜(ゆっくりと手を伸ばし、頭を撫でる。ふわふわで、やっぱりとても可愛い。その愛らしい仕草にきゅんとハートを射抜かれた)うああ〜…カワイイ〜。
0

徒野・禄 2021年8月27日
そうですか、では幽丸はしばらく雪代さんに預けておきます。(手でシッシッと幽丸を追い払う仕草。幽丸はシアの腕を駆け上り、肩へ。普段は絶対に出さないねこなで声でコンコン言うとる)

さて、続きをやりましょう。バケツで水をザバーして、汚れの酷いところは雑巾で拭き、生花の水を取り替えておしまいです。これで分かりましたか?(慣れた手付きでお墓ひとつをパパッと綺麗にする)
0

雪代・シア 2021年8月28日
きゃ~~~うれし~かわいい~~好き~~~(猫や犬を可愛がるように霊丸をもふもふと撫でる。コンコンと愛らしいおしゃべりにもう完全にメロメロになっている)

わ~すごーい!流石手際がいい~(パチパチと拍手)うん!わかった~丁寧に教えてくれてありがと~。これでシアもバッチリお手伝いできるね~(さっそく雑巾を手に取り、バケツの水につける。バケツの水が既に少しぬるくなっていて、まだまだ夏だと感じた)…あ、そうだ。ねえねえ、禄ちゃん。さっきの話の続きなんだけど~禄ちゃんはなんでこのお仕事やろ~って思ったの?凄いお墓のこととか詳しいし、お墓の管理とか前からやってたの~?(あなたに興味津々ですと言う視線を向ける)
0

徒野・禄 2021年8月29日
私がこの仕事をやっている理由ですか……それは。(言い淀み、少しの間無言となる。そして)うちがそういう家系でして。私にはこれしか道がありませんでした。なので、家の仕事をやっていたらこういう事に詳しくなったといった感じですね。(悲観的な様子はなく、それが当たり前といった様子で答えたが、包み隠さず話してくれたとは感じられないだろう)

雪代さんは、今のような新宿島になる前は何をしていたのですか?
0

雪代・シア 2021年8月29日
(沈黙に間も、回答を待つようにじっと視線を送る)ふ~~~ん、そうなんだ~。お家の仕事のお手伝いめんどくさい~ってあんまりやらない子多いし、禄ちゃんは偉いね~(きゅっと雑巾を絞り。あんまり話したくない事があるの…かな?ん~…深く追求するのはやめておいた方がいいのかな?首を傾け、肩に乗る霊丸に頬ずりする)

シアは普通の高校生だったよ~。高校2年生~。ふつ~に学校行って~友達とあそんで~買い物して~みたいな感じ。部活はしてなくて、帰宅部だったよ~。テストの点数はあんまり良くなかったかな~。禄ちゃんは頭良さそうだね!イメージだけど!
0

徒野・禄 2021年8月30日
偉い……のでしょうか。面倒な時もありましたがやらないというのは考えた事は無かったですね。(次の墓石に水を掛け始める。そういえば昔にも学校で同じような事を言われたような気がする)
テストの点数という意味では私もそこまででは。そうですか、普通の。(それが普通なのか と思い、シアの言葉を咀嚼する。すっかり掃除をする手は止まっている)
雪代さんは、所謂普通と呼ばれるような生活は得意なのでしょうか?このような狭い世界になり少し暇になった今だからこそ、私も学べるのであれば普通というものを学びたいのですが……よかったら、教えて頂けないでしょうか?
0

雪代・シア 2021年8月30日
へ〜やっぱりめっちゃ偉い〜(雑巾で墓石を拭いていく。やらないを考えないって結構凄い事だと思う。真面目なんだなぁと感心した)
ん〜?うん〜シアの普通と思う事なら得意〜。ふふ〜、うんうん。じゃあ一緒にたくさんお喋りしたり、お散歩したり、写真撮ったり、美味しいもの食べたりしよ〜。こういうのがシアの普通。シアの普通の中に禄ちゃんの好きな物とか楽しい〜って思う事あったら教えて〜。友達と好きな事シェアするのもシア的に普通〜(普通に楽しい、普通に好きを一緒に共有できたら嬉しいなと、弾む心地で笑う)
0

徒野・禄 2021年8月31日
あ、ありがとうございます。えっと、た、楽しみです。(当然のように承諾して貰えた事が嬉しく、提示された"普通"の内容を一緒にやる事を考えてしまった。すごく頬が緩んだ気がする。照れを誤魔化すように俯き、掃除をする手が急加速している)

お、お墓の掃除はもう大丈夫ですよね次は掃き掃除ですと言っても落ちている葉っぱを掃くぐらいなもので特別な事はないのですが。(急に一息で喋りだす。まだ取り乱している)
0

雪代・シア 2021年8月31日
禄ちゃんって…とっても可愛いね(そんな禄の様子が愛らしくて、くすりと笑うと肩に乗る幽丸にだけ聞こえるようにそう囁いた)
うんうん!ふふ~とっても楽しみ~。うん!めっちゃ丁寧に教えてくれたからばっちりだよ~。掃き掃除も、一緒にやったらきっとすぐ終わるよね。お掃除終わったら…さっそく駅前に冷たくて美味しいもの貰いにいこ~。アイスとか、ジュースとか(ぴょんと跳ねると禄の隣に並んで。ね!っと顔を覗き込み笑顔を向けた)
0

徒野・禄 2021年9月1日
……!(急に覗き込まれ笑顔を見せられてしまい、一瞬固まった後に照れながらぷいっと顔を背ける)

飲み物とアイスなら事務所に……、いえ、ありませんね。今日も暑いですから、手早く掃き掃除を終わらせて駅前にいきましょうか。(隣のシアからこちらの顔が見えないように、背を向けて掃き掃除を始める)(二人の肩から肩へ跳ねて、こちらに来た幽丸が何かを言いたげにニヤついていたので、遠くに投げた)
0

雪代・シア 2021年9月1日
(背けられた顔と体に、また小さくふふふと笑みを零す)
うん!楽しみだな~~!今日のシアはチョコミントの気分かな~、あ~でもでもフルーツ系も捨てがたい~(お掃除頑張っちゃおう!と意気込んで、自身も箒を手に取り掃き掃除を始める。掃除のお供は美味しいアイスのお話)(ぽーんっと遠くに投げられた幽丸に驚き目を瞬かせ、あはっと吹き出した)
0

徒野・禄 2021年9月3日
(顔をむにむにしていつもの表情になってから、振り向く)

正直な所、掃き掃除は教えるような事も無いので、この辺りを掃き終わったら終わりにしましょうか。私はシャーベットのアイスが好きなので、その系統の物があるといいのですが。(少し先のアイスを一緒に食べる未来に思いを馳せながら箒を動かす。この調子ならすぐに掃除は終わるだろう)
0

雪代・シア 2021年9月3日
うんうん!ザザザ~っと掃いちゃおう~。わあ~~シャーベットのアイスも美味しそ~~。あるといいね~!ん~~、でも困ったな~何のアイスにするか選べない~…シャーベットのお口にもなってきちゃったよ~…(掃き掃除を続けながら、本日のアイスに頭を悩ませる。流石に2つは食べられない)あ!選べないから、食べるとき一口交換しよ~?(お願い~、と両手を合わせ)
0

徒野・禄 2021年9月4日
そ、そのような……無作法な、しかし魅力的な提案を……(一口交換は無作法だと判定した。躾が厳しかったのだ)
でも、今は私を咎める人は居ませんし、これはチャンスでは……少ない物資を少しずつ分かち合う事で多くの味を楽しむという……(同じ場所をずっと掃きながら、自分の中で納得がいく言い訳を探している)

…………、分かりました。その提案をお受けしましょう。
0

雪代・シア 2021年9月5日
うんうん~。そうそう~。一口交換は美味しいし~楽しいし~ハッピーって感じになれるんだよ~(美味しいお願い。乗ってくれたら嬉しいな~と、思案する禄に期待のまなざしを向ける)

やった~~!(その返答に、声を弾ませ喜んだ。アイスの事も嬉しいが、一番嬉しいのは禄と美味しいをシェアできる事)
0

徒野・禄 2021年9月6日
そ、そんなに嬉しい事ですか?雪代さんは感情表現が大きいですね。(小さく笑みをこぼす)

……では作業の説明はこのぐらいでいいでしょう。道具を片付けて、駅前に行きましょうか。(掃き掃除をする手を止め、掃除用具を片付けるべく事務所へ歩き出す。ちょっとウキウキ、少し早足)
0

雪代・シア 2021年9月7日
ふふ〜。嬉しいよ〜とっても(子供のようにふくふくと笑うと、掃除道具を持ち、少し駆け足で禄の隣に並ぶ) うんうん〜!いこいこ〜(楽しそうに、弾むような足取りで歩き出す)
0

徒野・禄 2021年9月18日
掃除用具を片付け、管理事務所にガチャリと鍵をかける。ちょうど戻ってきた管狐は、相変わらずのニヤけ面を主人に向けながらシアの肩へ。

反抗的な使い魔に辟易しながらも、今後の予定を考えながら見上げた空には、気持ちの良い夏の青空が広がっていた。
0

徒野・禄 2021年9月18日
~おしまい~
0