深巣

はじめてのおくりもの

終日・めづる 2021年8月23日
ふわふわとした毛並み、つぶらな瞳。
気が付けば傍に寄り添って鳴いていたあなた。
やわらかくて、不思議なお友達。

やっと、あなたにあげるプレゼント。




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終日・めづる 2021年8月23日
……うん、決まり。ゴウくん、ゴウくん。
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白浜・轟 2021年8月23日
どうし……ああ、名前。決まったのか。
(いつのまにか飼うことになったペット、のようなもの。よくは知らないが、彼女の為に居るのならそれでいい。こうしている間にも、何故だかオレの頭によじ登っているが)
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終日・めづる 2021年8月23日
うん、この子の名前はね、わたげ!
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白浜・轟 2021年8月23日
わたげ。
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終日・めづる 2021年8月23日
そう、わたげ。男の子か、女の子かまだよくわからないし。ふわふわしてるし、かわいいでしょう?
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白浜・轟 2021年8月23日
(三日悩んで思いついたのが、わたげ。小一時間で思いつきそうなものだが、彼女のネーミングセンスは大体いつもこうだ)
……だとよ(頭上に乗りつけた生き物に呼びかける)
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終日・めづる 2021年8月23日
わたげ、あなたの名前は、わたげ。かわいいでしょう?
(もきゅ、とひと鳴きして。モーラットは従兄の頭から大ジャンプ、少女の広げた手の中へ)

ふふ、気に入ってくれた? よかった。
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白浜・轟 2021年8月23日
……そういや、こいつの飯。なんでも食うが、推奨の餌とかないのか。
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終日・めづる 2021年8月23日
うん……私も、わからなくて。なんでも食べてくれるし。
わたげは、好きな物、ある?
(モーラットはもきゅもきゅと鳴く。それだけ)

……少しずつ、色々食べていこうね。お腹をこわさないように。
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白浜・轟 2021年8月23日
(自分の食欲に苦しんでいるのに、それでもこの生き物の食事を心配するのだ。そこが、彼女の長所で)

――まぁ、オレ達と同じモンが食えるなら、それでいいさ。
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終日・めづる 2021年8月23日
(もきゅ! わたげと名付けられたモーラットは、嬉しそうに飛び跳ねた)(おしまい)
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