【個】夜空に咲く花火を
シィ・ユゥ 2022年10月18日
人気の無い空き教室の窓際、少しお行儀が悪いけれど机をいくつかひっつけてその縁に座って外の景色を眺めながら屋台で買った食べ物を食べちゃいます。
窓の向こうのグラウンドの賑やかさを耳にしながら、のんびりと夜空に上がる煌めく花々を心待ちにします。
騒がしいのも好きだけれど、たまには静かなのも嫌いじゃないから。
だけど、どうやら小さな足音を鳴らしてやってくる来訪者がいるらしくて……知っている気配にくすりと小さく笑いながらシィは少しばかりのいたずらを仕掛けるのでした……
#ロキシア・グロスビーク
#シィ・ユゥ
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シィ・ユゥ 2022年10月18日
いらっしゃいませなのだわ!今日かぎり、ここはゆうのひみつきちなのだわ!(その他の机には屋台で買ってきたであろう食べ物が大量に置かれています)(そして、大きく開かれた窓とその様子を見るに、シィは今日の打ち上げ花火をここで見るために色々と準備したのだろうと分かるでしょう)
ロキシア・グロスビーク 2022年10月18日
(ぶっすー)ちょおっとー。驚かせないでよね!
(あんまり怒ってない感じにぶーぶー文句を述べて)
まあったく。花火の前にサプライズだなんてっ。
(特にシィへの許可も求めずからころ空き教室へ踏み入ります)
(無効票)
ロキシア・グロスビーク 2022年10月18日
(間を開けず、教室を一瞥すれば。
どうやら此処は彼女のために整えられた空間のようでした)
(くす)
(とシィがえっちらおっちら机を動かしたりしたのだろうかと、
想像すれば笑いも漏れるというもので)
お招き頂き、感謝の極み。(一度両手の荷物を置いて、優雅にカーテシー)
それじゃあ、おじゃましますね。お嬢さん。
シィ・ユゥ 2022年10月18日
ふふ、花火を前に素敵なお顔が見れてしまったのだわ!(くすくす)(シィはロキシアの驚いた顔を思い出し、また笑います)
ええ、ロキシアくんもこっちへ来ると良いのだわ!(今日のシィはいつもの制服姿ではありません)(かと言って浴衣や着物という訳でも無く……白いケープを羽織り、ほっそりとした足はタイツの様な物で包まれていて靴は履いていません)(そして、いつもは被っている帽子を今日はつけて居らず、頭の上には二重の輪と星芯がきらきらと仄かな光を湛えています)
(無効票)
シィ・ユゥ 2022年10月18日
ここからならちゃんと打ち上げ花火が見れるのだわ!
特等席……とは行かなかったけれど、隠れスポットとしてなら十分なのだわ!
(素足に近い足をぷらぷらと振り、楽しそうにシィは喋ります)
ロキシア・グロスビーク 2022年10月18日
うん。それじゃあ遠慮なく。(とシィの隣、机に座ります)
……シィちゃんは。(教室の様子から、普段と異なる彼女の姿を)
(じ、と見つめて)
今日は浴衣ーって、わけじゃあないし。聖歌隊の衣装でもないんだね。
あ、マナーとか風情とかそういうんじゃなくて。
(言いつつ、彼女に倣うように高下駄を脱いで)
(無効票)
ロキシア・グロスビーク 2022年10月18日
今日は一段と綺麗だなって。
(髪色に似た、青のペディキュアが映える足を見、目を細め)
(機嫌良さげに網掛け靴下を履いた足をゆらゆらと)
そうみたいだね。でもこーして。
屋台のものを頂きながら。きみと一緒に見れそうなら、
僕にとってはどこでも特等席。
ロキシア・グロスビーク 2022年10月18日
(……いや、青はペディキュアじゃなくて素だったっけ?)(首を傾げて)
シィ・ユゥ 2022年10月18日
ええ、せっかくのお祭りなのだもの、ゆうもおめかししてみたのだわ!
いつの間にか持っていた服なのだけど、なんだか着心地が良くってこの時期だと涼しくって快適なのだわ!(ちらりとケープをまくってみせると中はノースリーブで肩が大きく出ていたりしています)
(無効票)
シィ・ユゥ 2022年10月18日
ふふ、ありがとうなのだわ!……なんだかまっすぐに褒められてしまうとほっぺが熱くなっちゃうのだわ!(シィは照れくさそうにしながらつぶやくと)
そういうロキシアくんもとっても似合っているのだわ!
今日もおしゃれさんね!(今度はロキシアを褒めてみたり)
(無効票)
シィ・ユゥ 2022年10月18日
そして、いつもみたいにきざなロキシアくんで安心するのだわ!
(そんなふうにおしゃべりを続けているとグラウンドの方からアナウンスの様な物が聞こえてきます)
……あ、そろそろ花火が始まるみたいなのだわ!
ふふ、どんなものが見れるのかしら!楽しみね!(ロキシアに笑顔を向けながらわくわくを隠しきれない様子です)
ロキシア・グロスビーク 2022年10月18日
やるじゃん。(じゃん)(なんか長ったらしく褒めたいところですが)
(そこそこにしておきましょう)
(ノースリーブのチラリズムに内心驚きながら目を瞬かせ)
……水着もそうだけれど、きみらしいというかなんというか。
(無効票)
ロキシア・グロスビーク 2022年10月18日
可愛さの求道者としては、装いが違うならきっちり見て評価したいしね。
ふふ、あーりがと!(屈託のない笑みとともに)
水着の時といい、仕立屋さんに恵まれちゃった。
ま、僕だからたうぜんたうぜん。
(シィの言葉に子供らしさが垣間見える語調をみせて)
(無効票)
ロキシア・グロスビーク 2022年10月18日
気障でも子供っぽくでも、僕は気ままに振る舞うのー。
(そこでアナウンスを同じく耳にすればおや、と呟きます)
ちょうどよかったね。ふふ。
みんな花火作りやってたみたいだし、色々見れそうっ!
(シィに無邪気な笑顔で応え、彼も期待十分といった様子)
シィ・ユゥ 2022年10月18日
お肌が出る衣装は恥ずかしいけれど、誰にも見られないのなら嫌いではなかったりするのだわ!
……だから、ロキシアくんは運が良いのだわ。だって見せるつもりはあんまりなかったのだし(にこりといたずらげに微笑みます)
(無効票)
シィ・ユゥ 2022年10月18日
ふふ、そうね。ロキシアくんはロキシアくんっぽくていいと思うのだわ(ぷいとロキシアから視線を反らし窓の外を眺めるシィのほっぺが赤くなっているのはきっと気の所為です)
(花火をみる為か、屋台のあるグラウンドの方の賑やかさも少しだけ落ち着いて少しの間静寂が空き教室を包みます)
ロキシア・グロスビーク 2022年10月18日
それは、また。(その言葉に。上手いなこの子は、と内心称賛を贈り)
……そんなこと言われちゃうと、シィちゃんをずっと見ていたくなっちゃうんだけど。
花火ちゃんが拗ねちゃうから、そこそこにね。(なんて軽口を返しました)
(無効票)
ロキシア・グロスビーク 2022年10月18日
うん。色々な経験をして、どんなに変わっても。
きみから見た僕は、いつでもロキシアくんだよ。
(などと、気障に振る舞っても流石に少し気恥ずかしさが出て来たのか)
(ロキシアも頬に朱が差しながらも夜景に視線を遣ります)
いよいよかな。
(和らぐ喧騒に。心臓の音すら聞こえてきそうだ、などと思いながら)
シィ・ユゥ 2022年10月18日
……きざなんだから(そんな風に言いながら、軽口で言葉を続けようとしましたが静寂に呑まれ、次の音が出てきません)
(無効票)
シィ・ユゥ 2022年10月18日
……あっ
(無効票)
シィ・ユゥ 2022年10月18日
(静寂を破るように、窓の尾引く光の玉が空をまっすぐに駆け上って行きます)
ロキシア・グロスビーク 2022年10月18日
(くす)(と一笑でシィの言葉へ返すと)
……だって。
(無効票)
ロキシア・グロスビーク 2022年10月18日
(続く言葉は、夜空に咲く大輪の花が響かせる音に遮られました)
シィ・ユゥ 2022年10月18日
わぁ!(満開の花火にシィは目を輝かせながら隣に居るロキシアの裾をひっぱり興奮した様に夜空を指差します)
みて!とっても大きいのだわ!(その様子を見るにロキシアのつぶやいた言葉を聞き取ることはできなかったのかも知れません)
ロキシア・グロスビーク 2022年10月18日
ほぅあ!(急に裾を引っ張られてびくー!としますが)
うぅわでっか!!!こんなおっきいの作ったの誰!?
(視線の先、夜空に残る花火にロキシアも興奮気味です)
シィ・ユゥ 2022年10月18日
たーまやー!(机の上に立ち、大きく両手をあげながらおっきい声をあげるシィ)
ふふ、ロキシアくんも一緒にするのだわ!(隣に居るロキシアにそう催促をしながら次々上がる花火を楽しそうに眺めています)
ロキシア・グロスビーク 2022年10月18日
(歓声を上げるシィに楽しそーだなーと視線を送りますが)
おっけーおっけー。(催促を頂けばノリの良いロキシアのことですから)
かーぎやー!(シィに倣って両手を上げ、良く通る幼い声をあげました)
シィ・ユゥ 2022年10月18日
ふふ、やっぱりここに陣取って正解なのだわ!
高いところの方が花火も見やすいもの!(楽しげにはしゃぎながらシィは花火を楽しんでいます)
ロキシアくんは花火を見た経験があるのかしら!
ロキシア・グロスビーク 2022年10月18日
ほんとねー。シィちゃんったら慧眼。
いや僕もおんなじかな。(ここで漸くビニール袋を漁ると)
(もそっと綿あめを取り出しました)
屋上も良さそうだったけれど、競争率高そうだったしね。
(特にはい、とか言うでもなく綿あめをシィに差し出します)
…………。(沈黙に、次々上がる花火の音がやけに耳に響くようで)
あるような。ないような。でも。
(無効票)
ロキシア・グロスビーク 2022年10月18日
――ここまで楽しいと思えるのは、きっとはじめて。
シィ・ユゥ 2022年10月18日
あむっ!(ぱくりと綿あめにかぶりつきながら受け取ります)
ふふ、美味しいのだわ!(甘い綿あめを食べて嬉しそうに笑顔を浮かべます)
(無効票)
シィ・ユゥ 2022年10月18日
そうなのね、楽しんでもらえているならそれ以上喜ばしいことはないのだわ!
(笑顔を浮かべながら、身軽なステップで机の小島を跳び移りながら綿あめの甘さと花火のきれいさと、そしてロキシアと一緒に見る楽しさを表現する様に腕と足を躍らせます)
(無効票)
シィ・ユゥ 2022年10月18日
(シィはぽつりと言葉を零します)……本当は人前で滅多に踊らないんだから、……ロキシアくんにはトクベツよ?
(シィは感情を歌や踊りで表現するのは好きですが、人前では絶対に踊ろうとしませんし、歌うこともあまりしませんから)
ロキシア・グロスビーク 2022年10月18日
屋台のはいっぱいあるからね。どーぞ遠慮なく。
(少女のかんばせに笑顔が花開けば、ロキシアもまた微笑を浮かべて)
(無効票)
ロキシア・グロスビーク 2022年10月18日
(夜空の花火より、色とりどりの光に照らされ)
(思う様、喜色を総身で表現する天使の踊りにしばし、見惚れて)
……うん。ゲームだとか、漫画とは全然違う。
視界一杯に広がる、美を。これだけ楽しめるだなんて。僕は幸せものだ。
(無効票)
ロキシア・グロスビーク 2022年10月18日
(続く、その言葉に。どきりと胸を弾ませて)
(感動とはまた別。眼の前の少女のいじらしさに。言葉を詰まらせながら)
そっ、か……。
もっと。もっと見せて。花火も、今夜のシィちゃんも。
目に焼き付けていたいんだ。(熱に浮かされた様子で、包み隠さず伝えます)
シィ・ユゥ 2022年10月18日
(手を広げ、足で体を回転させながら、その軌跡に翼を舞わせ小鳥は踊ります)(そして、机の小島を跳ね渡り、再びロキシアの立つ幾つかの机をひっつけた陸へと戻ってゆきます)
(無効票)
シィ・ユゥ 2022年10月18日
ねえ知っている、記憶って声から忘れていってしまうらしいのだわ?
(ふわりと笑顔を浮かべたシィがロキシアの手を取り、自らの踊りへと引き込みます)
(狭い机の上だけど、小さな鳥なら二人で踊っても足を踏み外すことはないでしょう)
その次は、見たもの。
だから、目に焼き付けるだけじゃ足りないと思うのだわ
ロキシア・グロスビーク 2022年10月18日
(いつぞやのダンスとも違う。伸び伸び、心底楽しそうで)
(羽撃くように、少年の居る小島に降り立つまでを眺めていましたが)
(無効票)
ロキシア・グロスビーク 2022年10月19日
声、ねえ。白らしい知識だね。初めて聞いたよ。
(シィの意図を察してか、穏やかな笑みを返し。リードに応じて)
(机の諸島にやって来た、二羽の渡り鳥)
(少年少女は花火の光射す夜の帳を優雅に踊る)
(鵤の小鳥の視界は)
きみと、花火と。か。
(【観察】に優れたディアボロスは)
……だから、体験するの?(もう、きみしか見えない)
シィ・ユゥ 2022年10月19日
ええ、体験すればもっと記憶に残るでしょう?
(くるり)(くるりとロキシアと共に踊ります)
(シィの翼が大きく広がる)(瞳と髪の青が花火に照らされて尚薄暗さのある教室に浮かび上がり)(シィの頭上の星芯がチカチカと輝きます)
(無効票)
シィ・ユゥ 2022年10月19日
そして、これには続きがあるのだわ?
聴覚、視覚の後は、触覚。
そして
(シィがまたふわりと笑顔を浮かべます)
(無効票)
シィ・ユゥ 2022年10月19日
(花火が一際大きく花開きます)
(無効票)
シィ・ユゥ 2022年10月19日
そして、味覚、嗅覚と続くのだわ
(にしし、と悪戯が成功した悪童の様な笑みを浮かべます)
それともう一つ。
ゆうはとっても負けず嫌いなのだわ?
ロキシア・グロスビーク 2022年10月19日
そうだね。死ぬまで忘れられそうにないかも。
(回る)(廻る)(シィと共に、存分に)
(彼女の手先から、力の伝わり方から次へ次へと所作を読んで踊り続ける)
(星々が巡るように、今度はロキシアのルビーめいた瞳が花火を映せば、
熱情を含んだそれは煌めいて)
(星芯の下、きっと二人は誰より輝いていると。少年は確信する)
(無効票)
ロキシア・グロスビーク 2022年10月19日
続き?
(鸚鵡返しの問いは、常なら先回りするように思考を巡らせるところ)
(でも、今夜は。その笑顔に、不意を突かれたのです)
な、に――
(無効票)
ロキシア・グロスビーク 2022年10月19日
………………!
(唖然と、シィのしてやったりという笑顔を)
(朱に染まりきった頬そのままに、踊りすら忘れ立ち尽くして)
(つづける)
ロキシア・グロスビーク 2022年10月19日
うん。
(魔法もパラドクスも無しに)
僕の、完敗。
(鵤は心は真っ逆さまに落ちてしまいましたとさ)
シィ・ユゥ 2022年10月19日
ふふ、仕返しも済んで気も晴れたのだわ!
今日はゆうの勝ち、なのだわ!
(先程までの静寂を破る様に、今度は楽しげな声色と共に、愉快なステップで喜色を表します)
(つづける)
シィ・ユゥ 2022年10月19日
(照れ隠しの踊りを舞いながらシィの瞳は、花火よりもロキシアを映していました)