【雑学】くらしの最終人類史
一蝶・信志 2022年8月13日
トレインに乗ったりアトリエに行ったりするときに、
「この時代のあの地域の文化って、最終人類史ではどうだったっけ?」
って調べること、ない?
知ってそうで知らなかったこととか、意外だったこととか。
そういう小ネタをメモしていく場所を作ってみました🌟
🌺ルール🌺
・どなたでも発言できます。
・メモ書きをペタッと貼っていくような使い方でどうぞ~。
・歴史の教科書では省略されがちな、食べ物や着るもの、生活のちょっとしたことに関する小ネタを中心にお願いします💖
⚠️ご注意⚠️
・「諸説あります!」だったり「今は違う説です!」だったりは歴史あるある。
だから「そういう説もあるんだね~」の気持ちが大事。
・最終人類史ではそうでも各ディヴィジョンではそうじゃないこともあるかもしれないね。
他者に強要したり批判の道具にしたりはダメだよ👆
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一蝶・信志 2022年8月13日
世界の人気メニュー、ピッツァ!
生地をくるくる回すナポリの有名なアレは、もっちりとした食感と均等に生地を伸ばすための職人テク。ユネスコの無形文化遺産にも登録されてるんだって~。
イタリアで今のカタチに近い料理が誕生したのは16世紀ごろで、このときはどちらかといえばフォカッチャのような料理だったみたい。でも、実はその前からも「小麦粉を水で溶いたものを発酵させて平らな丸い形に成形し、石窯に貼り付けて焼く」パンはあって、そのルーツは古代エジプト、さらにはメソポタミアまで遡るんだって。ちなみにインドのナンもメソポタミア→ペルシャ→インドって経路で伝わったみたいだから、元を辿ると親戚みたいなものなのかもね!
一蝶・信志 2022年8月13日
折しも時代は大航海時代、スペインのコルテスさんが中南米からトマトをヨーロッパに持ち帰ってきたよ。当時、ナポリはスペインの支配下だったから、コルテスさん発のアイテムも入ってきやすかったんだろうね~。このトマトとフォカッチャ(仮)がナポリで運命の出会いを果たして、「ピッツァ」が誕生したといわれているよ。
ナポリピッツァといえば「マリナーラ」と「マルゲリータ」! 「この2種類しかピッツァとは認めない!」っていうお店もあるくらい。イタリア政府もほぼそれと同じ内容で「ナポリのピッツァはこう」って定義してるんだって。政府レベル~!すご!!
ピザが世界中で大人気になって、いろんな食材を乗せて楽しむようになった影響も大きいのかもね☺
一蝶・信志 2022年8月14日
ナポリ・ピッツァの代表選手、ピッツァ・マルゲリータ。1889年、時のイタリア王妃マルゲリータが大変お気に召してその名前がついた、っていうエピソードは超有名! グランダルメよりも少しあとの時代だね。
トマト・バジル・モッツァレラチーズの色がイタリア国旗とおそろいで、愛されメニューなのもナットク🌟 日本だと梅干しおにぎりになるのかな🤔 日本で制定された「ピザの日」は王妃のお誕生日にちなんだ11月20日🎂 王妃は芸術文化や庶民的な食事が大好きで、国民からも愛されていたんだって。イタリアという国を愛する人たちのキモチが籠ったメニュー、それがピッツァ・マルゲリータなんだね✨
🍅赤いトマトは16世紀ごろに中南米から、🌿緑のバジルは紀元前にインドから、🧀白いモッツァレラチーズを作るための水牛🐃は中世にアラブ方面から伝わったとされているよ。っていうか「水牛」の絵文字があるのがビックリ!!すご!
一蝶・信志 2022年8月15日
モッツァレラチーズっておいしいよね~🌟 ニオイはマイルドで味わいはフレッシュなミルク感。もちもちした歯応えが楽しくってついついいっぱい食べちゃう。モッツァレラの成立時期はよくわからなかったけど、生産地はカンパニア州(イタリアブーツのムコウズネ、の、ちょっと下くらい)だって。チーズ作りに必要なレンネットは、昔は牛を一頭潰したときに町のみんなで分け合ってたそうだけど、確かに家畜を一頭潰すのってレアイベントだもんね。「正統派モッツァレラ」は普通の牛🐄じゃなくて水牛🐃の乳を使うよ。ちょっとオシャレなイタリアンのお店に行くと、普通のピッツァ・マルゲリータとは別のマルゲリータを見たことがある人、いるんじゃないかな~。俺はまだ食べ比べたことはない😔
一蝶・信志 2022年8月15日
有名チーズを集めて「どれが一番伸びるか選手権」をやったらモッツァレラがぶっちぎりの1位✨になったとか。アッツアツのお湯の中で伸ばして捏ねて伸ばして捏ねてするのがメチャ伸びの秘訣。…なんだかお餅つきと似てるかも。二人がかりでやるのもソックリだし、あっためて食べるとめっっっちゃ伸びるのもソックリ。
この工程から「モッツァーレ(ちぎる)」が元になった名前がついたよ。ちなみにほぼ同じ作り方のチーズが同じく南イタリア出身のカチョカヴァロ。これもめっっっちゃ伸びるんだよね~🤣 モッツァレラとの大きな違いは「熟成させるかどうか」だよ! 中にはモッツァレラを熟成させてカチョカヴァロに進化~✨ってやってる生産者さんもいるみたい。道理で似てると思ってた~~~(笑) ちなみに、モッツァレラの切れ端を集めて再利用したのがブラータで、この子は1920年ごろ誕生のルーキーだよ💖
一蝶・信志 2022年8月15日
(余談)
モッツァレラの歴史を調べようとすると「18世紀ごろに成立」とか「水牛の伝来と同時期(中世ごろ)」とか「すっごく古い」とか、てんでバラバラな説がゴロゴロあって、マジで「どれ!?」ってなりがち。じゃあ作り方がほぼ一緒なカチョカヴァロの方は?って調べると、こっちは「2000年前」とか「紀元前」とかって言われてるみたいなんだよネ。
なので、「カチョカヴァロと同じくらい」か、「水牛っていうのが来たから水牛オンリーでスペシャルチーズ作ってみようぜ!」ってなったか、「熟成させないでそのまま食べたらうまかったぜ!」ってなったか、のどれかな気がする。でも先にあったカチョカヴァロさんを差し置いて製法から名前つけてるのもどうなの?って思ったり思わなかったり。謎~~~!
一蝶・信志 2022年8月16日
水牛🐃って言ったらアフリカとかインド的なイメージがあって、「正統派モッツァレラは水牛の乳から作るんだ」ってずっと前に聞いたときに「へぇ~」って流してたのが、今になって「……なんでイタリアに水牛いるの??」ってなる。イタリアには、十字軍が持ち帰ってきた説とシチリア経由でアラブ側から伝わった説があるみたい。……どっちも実家は同じ方向みたいだし、できれば穏やかな交流の中で伝わったって思っていたいかもしれない。それにしてもヨーロッパ、よそに喧嘩吹っ掛けながらいろいろ持ち帰って来がち。(ヨーロッパに限らないかー)
インドで神聖視されている牛🐄さんはコブウシっていう種類の牛で、水牛は別の生き物だから食べてもオッケー👌って基本なってるみたい。マジで!? 🐄と🐃で区別してるんだね!? でも現地でも見間違いとか思い違いとかがあってトラブルになる可能性もないことはないからいろいろ気は遣うらしいよ~。
一蝶・信志 2022年9月3日
イタリア料理といえばトマト、トマトといえばイタリア料理、ってくらい、イタリアンには欠かせない真っ赤でかわいいトマト🍅🍅🍅 最終人類史の日本でもすっごく身近なお野菜だよね。ミニトマトを育てたことがある人も多いんじゃないかな?
トマトの生まれ故郷は南米のアンデス山脈といわれているよ。16世紀にスペインが新大陸にやってくる前には、もうメキシコで食用に栽培されてたんだって。ヨーロッパで食用になり始めたのは18世紀のこと。グランダルメの少し前の時代だね。
ベラドンナやマンドラゴラに似ているせいで、100年以上「毒があるから食べられない」と思われて観賞用になっていたよ。最初に食べたのは貧民層だっていうから、きっと飢餓に追い詰められて「毒でもいいからとにかく食べる」ってなったんだろうねえ…。トマトはたまたま大当たりだったけど、その陰には「ハズレ」を引いてしまった人もいるんだろうな😱
一蝶・信志 2022年9月3日
スペインの支配下で流通していたから、トマトを使った料理はナポリを中心に発展して、それが日本での「いわゆるナポリタン」のイメージに繋がっていったのかもしれないね。
ちなみにトマトはナス科🍆 実は、さっき登場したベラドンナとマンドラゴラもナス科だよ。他にも、ジャガイモ、トウガラシ類、ホオズキ、タバコ、チョウセンアサガオもナス科。実際に有毒な植物が多いから、昔の人が警戒したのも納得~。
たとえばフユサンゴっていう植物はミニトマトにソックリな実をつけるけど、毒を含んでいるから食べられないよ⚠
秋冬の観葉植物としてフォックスフェイスやソラナムパンプキンが人気🌟 ソラナムパンプキンはミニチュアのカボチャみたいでとってもかわいいよ~💖 興味のある人はチェックしてみてね✨
一蝶・信志 2022年9月3日
ガーデニング界隈ではオーストラリア出身の植物🌿はひそかに人気なんだよね。植物にゆかりのある種族さんたちがいるところ、っていうのは俺的にもかなり興味ある。ってことでイタリア料理から少し離れてオージープランツのお話。
ミモザって知ってる? めっちゃ寒いケドもうすぐ春だね~って時期に咲く、ちっちゃくてフワフワした黄色いお花。あの子たちはオーストラリア出身のアカシアっていう植物なんだ。「えっ、ヨーロッパ出身じゃないの?」って、ビックリしちゃわない? 俺はビックリしたよ~。だってイタリアでは「ミモザの日」っていうのがあるくらいだもんね! ヨーロッパの街並みにもばっちり似合ってるし。
一蝶・信志 2022年9月3日
ヨーロッパにフサアカシアがやってきたのは19世紀初頭のイギリスだよ。さすが、ボタニカル大国~。オージープランツが植栽物として人気なのもイギリス領だった影響は大きいんじゃないかなあ。なにしろ「ワーオ、植物いっぱいだぜ!」って理由で名前がついたボタニー湾があるくらいだもん。(一方的なイギリスへの偏見)
でも、イギリスはフサアカシアにはちょっと寒すぎたんだね。あのビクトリア朝で流行ったガラス張りの温室で保護したりもしたけど、定着するまでには至らなかったよ。そこでイギリスのお金持ちの人が南フランスの別荘地に持ち込んだら、そこでは気候がばっちり合って根付いたんだって。それから南仏で「ミモザの切り花産業」が発展、イギリスへ逆輸出するようになったらしいよ~。
一蝶・信志 2022年9月3日
ちなみに日本の花屋さんでよく見かけるのは銀葉アカシア。シルバーリーフと黄色いツブツブの組み合わせが「冬と春の間~!」ってカンジがしてステキ。
「ミモザ」は本当はオジギソウの学名で、いつのまにかアカシアたちの代名詞になっちゃってた。でも実はオジギソウもマメ科の植物で、お花は「アカシアの色違いバリエ」みたいにそっくり💖 触ると閉じちゃう葉っぱもかわいいケド、ポンポンしたピンクのお花もかわいい✨
今年のシーズンはもう過ぎちゃってるけど、来年に機会があったら育ててみてネ。
一蝶・信志 2022年9月5日
ヨーロッパに稲作が持ち込まれたのは8世紀ごろ。意外と歴史があるんだね!😲
アラブ系の人たちが地中海で勢力を拡大したのに伴ってスペインやシチリアに伝わったよ。…地中海、すごくない? 地続きになっていないだけに文化や環境の差が大きくて、海で続いてるからこそ違う文化のものがあちこち影響しあったんだよね。ここに海がなかったら、あのあたりは今と違う様子だったかもしれない、なんて思っちゃう。
イタリアの北部、ブーツのカタチでいうと膝より上のヒラヒラしてる部分。あのあたりをスパーン!と横切る形で大きな川が流れていて、その周辺の湿地帯が稲作に適しているんだって。ちょうどパルマ公国が範囲に入るか入らないか~~~!!ぐらいかな。この川の周辺はヨーロッパ最大の稲作地帯になってるんだよ~。
一蝶・信志 2022年9月5日
そうそう、パルマの北側にはミラノがあって、……ほら、「ミラノ風ドリア」って、みんなも大好きでしょ? ふふっ。あれは本当は日本で開発されたメニューだけど、北イタリアではリゾットがよく食べられていて、お米を使った料理は馴染み深いものなんだ。だからドリアに「ミラノ風」って名付けるのは理に適っているよね~。ちなみに「ミラノ風」っていうのは、「黄色に着色した料理」のことだよ👆 金融の中心だったミラノにちなんで「ゴールド💰」をテーマにしたのがその由来。味とか材料じゃないんだね! 色!って! 揚げ物のこんがりした色も「ゴールド」判定だから「ミラノ風カツレツ」もあるよ🌟
一蝶・信志 2022年9月18日
グランダルメでも登場している「シテ島」、「島」と名がついているから「どこかの海沿いか沖合の島かな?」って一瞬思ってしまいやすいけど、この島はセーヌ川の中にある陸地のひとつだよ。セーヌ川ってこういう中洲が多いんだけど、これって土地柄なのかな? パリの中心地でノートルダム大聖堂が建っているところで、紀元前からパリシイ族という人たちが住んでいた記録が残っているんだ。そう、「パリ」はこのパリシイ族が由来! 紀元前からの繋がりって、すごいよねえ。ちなみに「シテ島」の“シテ”は、英語では「City」。そう、「街、都市」という言葉はシテ島が発祥なんだよ~。その名前の通り、パリはシテ島を中心に少しずつ範囲を広げて今の形になっていったよ。有名なバスチーユはかつて市街地外縁部の砦だったんだ。でもフランス革命期にはもう市街地に取り込まれていて砦としての機能は失っていたんだよ~。
一蝶・信志 2024年6月19日
梅雨といえば紫陽花。――なんだけど、そのイメージがポピュラーになるのは第二次世界大戦以降の現代。原産は日本だしなんなら奈良時代から記録が残っているんだけど、なぜかそこまで人気が出なかったらしいよ。意外だね。万葉集に登場するのはたったの二首。恋の駆け引きの歌と、パーティーにお呼ばれしたときの祝辞みたいな歌。
あぢさいの八重咲くごとく八つ代にをいませ我が背子見つつ偲ばむ
社交辞令みたいなものなんだろうけど、八を重ねて目上の存在の繁栄を祈るパターンに日本人の感じ方みたいなものが詰まっている気がして結構スキだな。しかもマイナーな花に敢えて注目するところも粋って感じがする。
紫陽花があまりポピュラーにならなかったのは、一説には弔いの花だから、というのを聞いたことがあるけど、……だとしたらまあまあな皮肉だったりするのかな?(時代が違えばイメージも変わるから、わかんないけどネ!)
一蝶・信志 2024年6月19日
その後、かなりの年月を経たあと、幕末にシーボルトがヨーロッパに持ち込んで、品種改良をしたものが日本に逆輸入されるようになったみたい。
土壌のphで花の色が変化するのは有名だよね!
これはアルミニウムイオンがあると青に、ないと赤になるからなんだって。日本の土壌は酸性の場合が多いから青い紫陽花、ヨーロッパはアルカリ性が多いから赤い(ピンクの)紫陽花になる傾向があるよ。…だからヨーロッパ原産の植物を育てるときには土のph調整も必要だったりするんだよね💦
日本では梅雨時期に青系の花が咲くからウェットなイメージが、ヨーロッパでは日本ほど雨は降らない上にホットなカラーの花が咲くから華やかなイメージがあるみたい。同じ花でも条件が変わると印象もガラッと変わるんだなあって考えると、自分の可能性をもう少し信じてみたくなるかも。
一蝶・信志 2024年6月19日
ちなみに、白い紫陽花(アナベルとか!)は「そもそも色素がない」から白いんだって。「誰にも染まらない」的な高潔なイメージにつながるし、白と緑の清楚な佇まいもすっごくステキだよね♡
一蝶・信志 2024年7月2日
朝顔、育ててる人いる~? 小学校のときに枯らしちゃった経験がある人は手ぇ挙げて~! ハーイ!(俺です)
朝顔は江戸時代の園芸ブームで品種改良が盛んだった植物のひとつだよ。浮世絵なんかでも植物の交配や綺麗に花を咲かせるコツが書いてあるものがあって、探してみると結構おもしろい。ワビサビを愛する日本人は豪華な花よりも「斑入り」の植物を開発するのに熱心になったりもしていたけど、朝顔の楚々とした佇まいも当時の日本人にぶっささりまくってたんだよね。
一蝶・信志 2024年7月2日
朝顔マニアの人なら多分ご存じの「団十郎」という品種があるんだけど、これは歌舞伎役者の団十郎の着物の色と同じ渋カッコいいえび茶色の花を咲かせる大輪の朝顔。種ができにくいこともあって(花が咲く時期と受精するタイミングの条件がすごく相性悪いみたい)、昔からSSR扱いの人気品種だよ💚
レアものってことはモチロン贋物もいーっぱい出回っていて、「団十郎です!」って書いてあるから買ったのに、あとから「ありゃあ贋物だよ」言われてガッカリ…💦なんてこともあるあるなんだって。
種ができにくい・できないレア品種は、その個体を直接繁殖させて増やすことができないから、親になる可能性の品種を掛け合わせるところから毎年スタートするよ。メンデルの法則! 中学や高校でやったよね~。これを江戸時代の人たちは経験的に理解していた、という話だね。すごーい✨
一蝶・信志 2024年7月2日
だから「団十郎の贋物」というよりは単に「団十郎ができるはずの組み合わせから生まれた子」みたいな、「ちょっとした個性」って範疇のケースも多いんだろうなー。
発芽して成長していく過程で「よし、これは団十郎だな」と判定する関係上、朝顔の品種の定義って結構厳密。葉の形や色、斑入りかそうでないかまで細かく決まっているよ。朝顔の葉っぱなんて、全部同じでしょ? ほら、三つ指のおててみたいな……って思ったでしょ。俺は思った。これが良く見ると確かに違いがあるんだよ~! おもしろいね!
花の模様も覆輪とか絞りとか種類があって、「黄蝉葉栗皮茶丸咲大輪」が団十郎、ときっちり決められてるんだ。黄蝉葉→黄色っぽい明るい色で、蝉葉はいわゆる「朝顔の葉っぱといえばこの形!」ってカンジのシルエットのこと。(葉の分類は、蝉葉のほかに横のちっちゃいとんがりが多くて細身の蜻蛉葉、とんがりのない丸葉があるよ)
一蝶・信志 2024年7月2日
ちなみに俺が好きなのは青系の絞り咲き🥰
朝から蒸し暑い日も、涼やかな花を眺めるといい気持ちになれるからスキ💖
一蝶・信志 2024年7月2日
そんな朝顔の原産地は、アジア~熱帯地方が有力説。(でも最近はアメリカ説もあるとか……? え、ホント? すごくない?)
日本へは中国や朝鮮から遣唐使がもたらしたのが最初と言われていて、当初はお薬として認識されていたとか。某お薬に詳しい中華ファンタジーにも登場したから、知ってる人も多いよね✨
中国での呼び名は牽牛って聞いて「花の時期に合わせた風流な呼び名!」って感動した。……けど実際は「薬として貴重だったから牛車で牽いて運ぶから」だって。あら。
でも「七夕合わせとかエモじゃん~」ってポジティブ(?)解釈してもいいよね?
一蝶・信志 2024年7月2日
ちなみに万葉集に出てくる「あさがお」は実は桔梗のこと。
朝顔は 朝露負ひて 咲くといへど
夕影にこそ 咲きまさりけれ
(BY山上憶良)
桔梗も綺麗だよね。咲く直前の紙風船みたいに膨らんだ蕾が本当にかわいい♡
そして平安時代の源氏物語になると朝顔は「夕方にしぼむ」という表現があることから、このころには今の朝顔のことを「あさがお」と呼ぶようになってたって推測できるらしいよ~。
言葉の移り変わりを見るのも面白いね。
一蝶・信志 2024年7月2日
朝顔は水をめちゃくちゃたくさん吸うので、植木鉢で育てるときは水遣り頻度に注意。
小学校で用意してもらえるような小さい鉢だと、どーしても水切れしやすいんだよ💦
グリーンカーテンみたいに大きく育てたい場合は大きい鉢の方がいいかも。
そして植物には「成長している先っぽの方がダメになると、脇から二番手三番手の枝がどんどん伸びる」というセーフティー機能があるので、これを利用して成長期序盤で何度か摘心をすると花の数が多くなるよ👆
大輪の朝顔を育てたい場合は栄養を一点集中させたいから逆に摘心しないよー。
仕立て方で違う印象を楽しめるのが朝顔の魅力でもあるね!
一蝶・信志 2024年7月2日
あ、それから……
朝顔はスズメガ一族のベイビーが大好物だから、イモムシ苦手な人はちょっと注意してね…。
俺はスズメガベイビーはしっぽ(厳密には尻尾じゃない)が可愛くて好きなんだけど、かなり大きいしめちゃくちゃ食欲旺盛で植物があっという間に丸坊主になっちゃうから、この子たちとの戦いが意外と正念場になるかもだよ……。