天泣

【入団RP1:1】☔🕊

雨夜・廻 2021年8月21日
近道と思い通りがかった路地裏。
そこに降り注ぐ天泣。
不思議な雨に心を躍り雨粒と共に戯れては、楽しげに踊る彼女の姿が目に映る。

――そこで足を止め、眺めてたのがいけなかった。

彼女がターンをした時、視線が絡む。
ぴたり、と止まった躍りに申し訳なくなる。

“…やぁ、ご機嫌よう。もしかして見られてしまった?”

投げ掛けた言葉に同意するよう一つ頷く。
続いた言葉に償いも兼ねて申し出を受け入れようか。


#ファシル・ダラール




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雨夜・廻 2021年8月21日
はい、こんにちは。
いえ、此方こそ楽しいひとときを邪魔してしまい申し訳ない。
(ぺたり、と気持ちを合わすように頭上の狐耳が垂れ下がりイカ耳になる)

御前様のひとときを満たせるか分かりませんが、僕で良ければ…ご一緒致しましょう。
(配慮した距離の縮め方に彼女の気遣いが見てとれた。警戒は無く純粋な気持ちで申し出を受け入れた)
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ファシル・ダラール 2021年8月21日
(快い返答を受けては、形の良い唇が笑みを描く。もう一歩と踏み出した右脚は先よりも広い歩幅で、更に縮む君との距離。)いいや、私の方こそ。驚かせてしまっていたらすまない。急ぎの用が無ければで良いんだけど…、(伏せた耳が言葉よりも雄弁に語るものだから、思わず小さく噴き出してしまった。“可愛い“だなんて。)っふふ、君は随分と感情豊かだね?
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雨夜・廻 2021年8月22日
(縮まる寄りに彼女が己より小柄なのが窺え、癖のように身を屈めては、視線を合わそうとする)嗚呼、ええ意味での驚きではありました。なので、謝らんといてください。特に急ぎの用もないですし…(言葉を続けて紡ごうとすれば、軽やかな笑い声と“可愛い”という言葉に何を指すか理解し困ったように更に垂れ下がる)――これは…獣の性みたいなモノなので……感情豊かとは別かと思いたいです(何処か雨避けに程よい場所はないかとあたりを見回し、ビルの鉄階段の踊り場下が暫く凌ぐには良さそうで、指を差し移動しないかと伺う)このまま立ち話もええですけど、気休め程度に移動は如何でしょうか?
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ファシル・ダラール 2021年8月26日
(少し高い位置にあった頭が下がり、目線が同じ高さに並んだ。君の気遣いにありがとうと送って、)それじゃあ、君の時間を少しだけ頂こう。…おや、獣は感情が耳や尻尾に現れるのではない?なんて、少し意地悪が過ぎるだろうか。(終いには髪にぺたりとくっ付いたような耳に、小さく肩を竦めてみせる。見上げる空から降り注ぐ雨は未だ止みそうになくて、君の指差す先へ頷いた。)晴れの雨なんて初めて見るから、もう少し楽しみたい気もするけれど…、これ以上は流石に濡れすぎるか。あそこは凌ぐには丁度良さそうだね。
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雨夜・廻 2021年8月29日
(お礼の言葉に“いえ”と一言柔らかく笑っては返して)ええ、ひとときの間宜しく頼みます。せやから、獣の性なんで……――ほんまにいけずな御人やわ(言葉を続けようとしたが、彼女の続く言葉に比喩われた事が分かり彼女の言葉に同意するよう返した。語らい続ける間も止まずに降り続ける雨。張り付く髪をかきあげては、問いに同意を得たのなら、身を正して腕を前へ差し出し“お先に“と仕草で示す)あの場でも十分にこの雨を楽しめると思いますよ。ええ、風邪を引いてはこの楽しみも満足に楽しめないでしょう。さあ、行きましょか。
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ファシル・ダラール 2021年9月3日
いけず、って何だっけ。ほら、気になる人ほど揶揄いたくなるって言わない?(知らない振りをして知ったような、そんな口調はどこか愉悦を孕むようにも。示された場所へと促されるなら、敢て水溜りを踏んで行く。撥ねた水飛沫が陽の光を受けて、きらきらと輝いていた。君の耳からも滴る雫に、やっぱり動物は体温調節が苦手なのだろうかと思いつつ)…やぁ、それにしても面白いね。こんな風に太陽と雨が共演するなんて、この世界ではよくあること?
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雨夜・廻 2021年9月4日
ちと意味合いがちゃう気がしますけど…御前様が僕を比喩いたいのは分かりましたわ(困った御人や、と尚も己を揶揄うような素振りの彼女に仕方ないと言うように笑う。はしゃぐように水溜りを踏んで歩む子供のような彼女の後ろ姿を見て、その後を追うように歩みを進める)この世界でよくと言うより…――僕が行く場所で何故かって言った方がええかな(空に手を翳しては水滴を意味もなく払い、己が赴く先々で起こるこの現象の原因は己なのだろうと何処か確信めいた口振りだった)
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ファシル・ダラール 2021年9月19日
おや、そちらを拾ってしまう?もう少し乙女心を読んでくれても良いと思うけれど。(苦笑を横目に、折角なら「気になる人」の方を取ってほしかったなぁ。なんて戯言を降る雨に溶かしながら、尚も口端は愉しげに引き上げた儘。最後の水溜りはぴょんと越えて踊り場の下へ飛び込んだ。)…凄いな。陽にも雨にも好かれている、ってことじゃあないか。恵まれているんだね、君は。(翳した手の隙間からきらと洩れる光に、金の眸が眩し気に細まる。)
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雨夜・廻 2021年9月21日
それは申し訳ない。僕、乙女心に疎いもんで…(彼女が紡いだ声を昔より聞こえの良い耳が拾えど、深く追求はせずに踊るよう水溜まりを飛び越え踊り場へ向かうのを微笑ましく眺めた。軽い足取りで水溜まりを除けては、彼女の後に続くように踊り場の下へ入る)……そんな考え方もあるんですね。恵まれてる、かぁ…(果たしてほんまにそうなんやろうか、と内に溢し見上げた空は憎らしい程に眩しかった)
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ファシル・ダラール 2021年10月29日
っふふ、冗談。正直私だって「乙女心」がどんなものか解らないもの。(何時だったか、何処かで聞いたような話をなぞっただけと、軽く片目を瞑ってみせた。不思議な空を見上げる傍ら、一歩遅れて潜り込んだ君を横目で見遣る。身長差ゆえにその表情は伺えずとも、どこか浮かばない心持ちであることは漏れる声色から聴き取れて、)…君は、雨が嫌い?
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雨夜・廻 2021年11月6日
なるほど、御前様は人を比喩うのが随分とお好きとみた(悪戯気に無邪気に言った彼女は、己の女性としての使い方をも心得ているようだ、一歩遅れて踊り場の影に入った彼女を見て納得した)……この雨は好ましくはないですね(空を見上げて彼女の問いに素直に己の内を応えた)
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