私立MM学園

Diagnose:エンデ

リップ・ハップ 2022年6月26日
本校舎地下、臨床検査室。
各種機器が集い検体検査から臨床検査までを一手に引き受ける場。

とはいえ今回、ここの設備はもしもの備えだ。必ずしも必要になるとはやって来た少女たちは想定していないだろう。
使用するつもりでなければまず生徒が立ち入ることのないだろうその環境の方が重要と言えたのかもしれない。

何せ今回調べる少女の身体はナノマシンによって形作られているのだから。




#エンデ・トロイメライ
#リップ・ハップ




🔁
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リップ・ハップ 2022年6月26日
(しんと静まり返った、無機質な部屋に声が響く)

――私もバリバリ調べられたらよかったんだけど、お誂え向きのもんがあるなら使わねー手はねいわな。
(今回、非検査者も検査者を兼ねる)

そいじゃエンデ先生、始めてきますか。
(レザーマスクの少女は共同検査者、それも状況的にその役割は補助に近いと言えるだろう)
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エンデ・トロイメライ 2022年6月26日
まっ、他の方法もあるかもしれないけれど、これが1番手っ取り早いしね。
(ベッドの上で顔を向けるその姿は浴衣状のいわゆる検査着)

ハハッ、まるで本物の医者みたい。……それじゃ始めよっか。 (無効票)
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エンデ・トロイメライ 2022年6月26日
WEISS。
[了解です、マスター]
(白い宝石のような騎士団の遺産。意志を持つそれが答えて)

[強制解錠を施行。ZAHNRADをメンテナンスモードに移行] (無効票)
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エンデ・トロイメライ 2022年6月26日
(すると胸から浮き上がってきたそれは、歯車のような外輪の中に金属製の球体が嵌っている、テニスボール大をした物体。それにコードのようなものが繋がっていて)

よいしょ、っと……(それを手で持ち上げるとコードが外れ) (無効票)
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エンデ・トロイメライ 2022年6月26日
おおー、こんな形してたんだ。
(体を起こし、手に持ったそれをまじまじと見つめた)
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リップ・ハップ 2022年6月26日
遠くない将来にゃマジもんのお医者さんになってやるってのよ。
(目配せするように、開始を告げる彼女の言葉に頷いて)

(彼女の持つ遺産――宝石状のデバイスとのやりとり、そして彼女の身体の変化を備に見守る) (無効票)
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リップ・ハップ 2022年6月26日
こいが言ってた動力炉……なわけね。
(事前の相談とそこから作られたプラン。進み始めた工程を確認しながら、取り出された歯車――彼女の心臓とも呼べるだろうそれを一緒になって見つめて)

身体の方は平気? 異状ない?
(またすぐエンデへと視線を戻す)
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エンデ・トロイメライ 2022年6月26日
確かに、そうなれたらいいよねぇ……あっ、ボタン発見。
(押すと宙にディスプレイが現れて) (無効票)
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エンデ・トロイメライ 2022年6月26日
んー、ちょっと体がいつもより重い感じするけど、今のところそれくらいかな?
でもあんまり長く外してるとダメそうな気がするかも。
(胸にぽっかりと空いた穴と、その穴から垂れているコードを見ながら)

というわけで、ちゃちゃっと調べちゃお!
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リップ・ハップ 2022年6月26日
おーん。……どれどれ。
(立ち位置を変え、ディスプレイとエンデ双方を視界に収められるようにし) (無効票)
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リップ・ハップ 2022年6月26日
私も診てっけど、何かあったらすぐ言いなね。
顔色とかに出るタイプじゃねーんだし。
(とはいえ、これからが今回の本題だ。エンデ自身の注意はそちらに多く割かれることになるだろう)

(だから自分は彼女の観察を怠らないようにと、改めて役割を肝に銘じて)
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エンデ・トロイメライ 2022年6月26日
大丈夫大丈夫!わかってるって!(応えてすぐ目線はディスプレイへ)
えーと…… (無効票)
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エンデ・トロイメライ 2022年6月26日
(ドイツ語で書かれた無数の文字列と数字から必要な情報を探していく)
情報が多すぎるねぇ…………んー?
「小型異空間ゲートZAHNRADに異常がある場合……」

……じゃあこれ、動力じゃ、ない?
(手に持ったそれをじっと見つめて)
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リップ・ハップ 2022年6月26日
(ドイツ語こそ理解できるものの畑違いの分野の単語も多く)

……ゲート??
(エンデの言葉で該当の記述へ視線を走らせる)

異空間……や、でも取り外した結果パフォーマンス落ちてんでしょ?
動力部にゃ違いねーんじゃ……
(彼女の今の状態。異空間ゲート。二つを合わせて考えると)

動力源は別に、そいつの先にあるって事か?
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エンデ・トロイメライ 2022年6月26日
そう……なるのかな?これが動力源とアタシを繋ぐパイプみたいなものなら、それを取り外したらエネルギー届かないわけだしねぇ。

(他の記述も見てみようとディスプレイを操作する) (無効票)
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エンデ・トロイメライ 2022年6月26日
「GIFTから供給されるナノマシン及び電力はZAHNRADを経由し機体へ送られる」
あったこれだ。じゃあ、このGIFTが真の動力ってことか…………ん?

(更に操作すると、そこに出てきたのは)
「総資材量:60136722091457」
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リップ・ハップ 2022年6月26日
別の場所に置いとかなきゃいけねー代物だった、とかなのかねぇ。
(異空間ゲート。動力源から動力をエンデに送るポンプ。実際心臓と言って適当だったのかもと思案する)

資材?? ……あーじゃそれ使って作ってるって事か。ナノマシン。
(であれば心臓で送るべきものを作る場所は骨髄と言うことも出来るのだろうか、そんなことも浮かべて) (無効票)
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リップ・ハップ 2022年6月26日
(浮かべて――)
 ・
(総資材量。連なる数値がそれ以上も以下もなく、彼女のナノマシンの元となるものの総て)

(ではそれが尽きたら? 減少ペースは? 増える見込みは?)

…………待った。
(この資材量についてを更に知り進めようとすれば、それは寿命を知ることになってしまうのではと思考を寸断させ)

これは、こっから先は……見るべきじゃなかったりしねーか……?
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エンデ・トロイメライ 2022年6月26日
(総資材量、つまりナノマシンの材料。アタシの体そのものであり、戦うために必要なモノ)

(ナノマシンは消耗品だ。何もしなくても自動で入れ替わるし、戦う時には武器となって更に消耗する)

(そして、どれくらい毎日消耗するか、どういう攻撃をすればどれくらい減るかもわかっている) (無効票)
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エンデ・トロイメライ 2022年6月26日
……大丈夫、まだ疲れてないから。
(ディスプレイから目を離さず、操作して更に情報を集めようと)
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リップ・ハップ 2022年6月27日
や、でも……、
(意図は間違いなく伝わっているだろう。それでも当人は操作をやめないでいる。腕づくでの静止も出来るだろうが……)

(もしも極端な結果だったら? 気の遠くなるような未来に尽きる。殊の外早くに尽きてしまう。……それを知ることは、身体の異常を知る事と同義なのではないだろうか。であれば、知ったからこそできる事も生まれるのではないだろうか)

…………わかったよ。気の済むまで調べよう。
(結局は自分を納得させる方便だ。納得し、そして決断をした彼女の意思を尊重するための)
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エンデ・トロイメライ 2022年6月27日
……ありがと。
(小さく呟き、ディスプレイに映る情報から必要な情報を探し出す) (無効票)
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エンデ・トロイメライ 2022年6月27日
「GIFT内の資材を使い切った場合」あった。えーと……

「資材が無くなると同時にGIFTからの電力供給は停止、稼働不能となる」

「そのため完全に稼働不能になる前に機体の廃棄処分、もしくは自爆特攻を推奨……」ふーん……
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リップ・ハップ 2022年6月27日
異空間とやらに置いてあんのも、まー納得……か。
(資材の枯渇は勿論そうだが、GIFTと呼ばれるそれそのものに損害が起きても結果は似たようなものだろう) (無効票)
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リップ・ハップ 2022年6月27日
……いや。いやいやいや、ふーんじゃなく……ふーんじゃねいっしょ……。
(本当にそのリアクションでいいのか? と物々しい、そして寒々しい文字からエンデへ視線を注ぐ)

てか何よこの説明もっ。 (無効票)
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リップ・ハップ 2022年6月27日
これじゃまるで……、
(兵器の取扱説明書だ。生命に対する記述には、とても読み取れない)

(友達を、そう思っている少女を、その身体の事をそんな風に示されて。憤りが募りもする)
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エンデ・トロイメライ 2022年6月27日
そう言われても……実際理に適ってるでしょ。
ドイツ帝国産の兵器みたいなものだし。

まあそんなに気にしないでよ。こういう扱いは慣れてるから。
(刻逆が起きて改造される前から、ね)
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リップ・ハップ 2022年6月27日
……、…………。
(今日に至るまでの彼女の経緯を知らない。知っているのは刻逆が起きてから、この学園で同じクラスになってからだ)
(慣れていると言われてしまえば)
(不満や嘆きの一つでも声にしてくれればと、そう思う)
(それと同時に共感もありはする)
(もし逆の立場だったなら。例えば狩人を狩人だと扱うことに、そう扱われることにきっと感情は波立たないだろう)

……まぁ、じゃあ。勝手言ってる推奨は推奨で。律儀に従うかっつーの。
(ただ。それだけはブレずに思う。彼女が自分をどのように規定しようと自分の知るエンデは友達だ)
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エンデ・トロイメライ 2022年6月27日
ハハッ、だねぇ。わざわざ言う通りにする必要もないもんね!

……それじゃ、もう結構時間経っちゃったし、そろそろ戻すね。
(スイッチをもう一度押し、ディスプレイを消して胸の穴に押し込むと、コードが繋がってそのまま引っ張られ胸の中に沈んでいき、そして穴が塞がり跡も残らず見えなくなった)

それでね、リップ。 (無効票)
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エンデ・トロイメライ 2022年6月27日
この事は、誰にも言わないでね?
同じ白のクラスにも、秘密にしてて。

心配、かけたくないからさ。お願いね?
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リップ・ハップ 2022年6月27日
そーよそーよ。もーなんならいい感じの文言に書き換えたれって気分だわ。
(ふん。マスクの下、憤りを込めて一息鼻を鳴らし)

(歯車状の、そしてその内に球を収めた器官が彼女の身体へ戻っていくのを確認して、今度は安堵の一息) (無効票)
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リップ・ハップ 2022年6月27日
ん……そりゃまぁ。口かてーから私。
(もとより、些細だろうと口外するつもりはない。口にしてもいいという彼女の意向でもなければ。そのための場所選びでもあり)

……んじゃエンデ。 (無効票)
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リップ・ハップ 2022年6月27日
私にも心配かけんなよ。
この心配はアレよ、知らなきゃ不安がりよーもねーだろみていな、そゆのとは逆だかんな。

何かあったら、私には言えよ。
(その時目の前の友達がどう選択するかは別として、自分のスタンスだけは明確に示した。求めさえしてくれるなら応じる、力になると)
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エンデ・トロイメライ 2022年6月27日
そっかそっか!それならよかった!
まっ、念のため言っただけでリップは言わないと思ってたけど!

……ん? (無効票)
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エンデ・トロイメライ 2022年6月27日
……ハハッ、それはもちろん!何かあったらね!

(アタシはアタシの体に使われているナノマシンの数を、その消耗速度を知っている)

(だからわかってしまう。資材を使い切るまでのおおよその期間を) (無効票)
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エンデ・トロイメライ 2022年6月27日
(何もせず、出来るだけ消耗を抑えれば10年くらい)

(これまで通り、戦い続ければ……もっと短い、かな)

(知らなきゃ不安がりようもねえだろ、か……そうだね。その通りだよリップ)

(だから、言えない。ごめんね?) (無効票)
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エンデ・トロイメライ 2022年6月27日
(ほんの少しの間をおき、ベッドから降りて)

さてと!そろそろ帰らないとねぇ。流石に疲れちゃったし帰ったらゆっくり休もっと。

それじゃアタシ着替えてくるからリップは先に行ってていいよ!
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リップ・ハップ 2022年6月27日
ん。よろしー。
(こっくり。返答に対する頷きは安心したように柔らかで)
(今は「もちろん」の言葉だけで十分だった)

(例え彼女がどのような選択をしようとも、彼女を思う人間がいることを知っていてくれる事がきっと重要だと思った) (無効票)
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リップ・ハップ 2022年6月27日
(今日ここで一緒に情報を調べ、それで知れたのは極々ほんの一部だろう)

(だがエンデは、その気になれば独力でさらに深くまでを調べられる筈だ。あくまで今日の自分の役割は補助に過ぎない……過ぎなかった)

(今日得られた情報の深度に限ったとしても、継続的に情報を取れば資材の減少ペースは把握できる)

(それでなくとも自分の身体の事だ、ナノマシンというものに彼女が詳しくともなんの不思議はない) (🔁)
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リップ・ハップ 2022年6月27日
(これから何かがあったともして、もう既に何かがあってるってなりゃ……そりゃもうなんも言えねーかな。言えねーのかな。)

(真相は彼女のみぞ知るだ。杞憂であれと思いながら、今は何も言わない彼女を信じ)

はいよ。
上で待ってから、ゆっくりおいで。帰ってまたお風呂入ろうぜ。
(言われるままに、一足先にその場を後にした)
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エンデ・トロイメライ 2022年6月27日
おお、いいねぇ。お風呂でゆっくり温まろ!
(そう言って手を振り見送って)

…… (無効票)
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エンデ・トロイメライ 2022年6月27日
……ふう。

正直、寿命なんて知っても別にどうとも思わないと思ってたけど、以外とショックなもんだねぇ。

……まあいいや。 (無効票)
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エンデ・トロイメライ 2022年6月27日
今更アタシがどうなろうがどうでもいい。

アタシが壊れる前に全部取り戻して、それまでの間、皆が健康な学園生活を過ごせれば……

(皆の顔が浮かび、一瞬言葉に詰まり) (🔁)
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エンデ・トロイメライ 2022年6月27日
・・・それでいい。
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