天泣

【入団RP1:1】☔️🌼

雨夜・廻 2022年1月9日
夕暮れ時、ふらりと訪れた場所の近くに森。
入り口であろう思われる場所から見える切り株の傍に人陰を見つけた。
天泣な降り注ぐ中、佇む姿は絵本のワンシーンのようで見惚れてしまう。

だが、それも束の間の事で彼女が溜息を吐く音を耳にして
彼女の元へ一歩足を踏み出した。


#アザレア・クラン




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雨夜・廻 2022年1月9日
(動けないでその場に佇んでいるのであれば、手を貸さなければとわざと音を立てて近づく)
――あの、大丈夫ですか?動けんのなら手を貸しますよ。
あっ、いや…僕怪しいもんやないです!えっと、その…そっから困っとるの見えて…あの、えっと…ほんまに変な事せんので困っとるようなら手貸すんで……
(そうは言ったがいきなり見知らぬの男からの申し出を受け入れるはずがないと思い至り、はっとしたように慌てたように身振り手振りで怪しくないですよ、と示す)
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アザレア・クラン 2022年1月10日
―――(物音。尖り耳を震わせ其方を見る。動作は気怠げ。)……だれ?(差し向ける疑問は反射的で、問い質す意図はない。)(けれど、)(慌てふためく男性を遠慮なく見詰める黒色の双眼。)

……うまく動けない。立つことも。(手短に事情を説明。)(しとしとと降る雨に濡れる前髪。顔に張り付いて疎ましい。)少しの間、此処にいてくれない?あとちょっと休めれば。なんとかなる。(木下で雨風が防げれば尚良い。然しそこまでは頼めず。)
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雨夜・廻 2022年1月11日
えっあ…雨夜廻言います……。
(己を見詰める瞳があまりにも真っ直ぐなもので“だれ”と言う言葉に素直に自己紹介をしてしまう)

(簡潔な説明に心配の色が強まるように、彼女へ近づき同じ目線になるよう屈むと不躾だが外見的に怪我がないか確認する)

怪我ですか?……特に傷があるように見えんですけど…――
あっはい。僕でよければ相手します。此処より雨凌げそうな場所知っとりますか?
此処にずっと居るのも身体に触るやろうし、触れられるのイヤじゃなければ運びますよ。
(鬱陶しそうに顔に張り付く自身の髪でさえ整える事が出来ない彼女を見て、一つ提案してみる。事情が分からないがこのまま此処で寄り添うよりはマシな状況になるには違いない
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アザレア・クラン 2022年1月12日
――……あまや、めぐる。(ゆるやかに復唱する。声は小さく、拙く。)(例えるのなら“寝惚けて”いるような。覚醒しきっていない様子で。)……大丈夫。痛みや苦しさは、……ないから。(怪我はないことを伝えると、傍に下りてきた空色の瞳を迎えた。)

この辺りのことは、まだよくわからない。けど、向こうにもう少し大きな木があって……そこがいいかもしれない。
でも――、どう運ぶの。(視線が見上げ、伺う。)
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雨夜・廻 2022年1月14日
(朧げに復唱する声は何処か覚めやらぬ、夢心地のようで。寝ぼけているのか、と小首を傾げる)

……痛みや苦しみがないのならよかったです。
(彼女に怪我が無く己への恐怖も無い様子に、一先ず安堵の息を溢す)

なるほど…では、向こうの木下へ移動しましょうか。
嫌でなければですが、御前様をあの木の元へ抱き抱えて運ばせて貰おうかと……大丈夫そうですか?
(無闇に触れるのは失礼だと思い、彼女に許可を頂いてから行動に移そうかと。それが無理なら上着を彼女に被せ紛らわせればいい)
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アザレア・クラン 2022年1月16日
(申し出に対し、恥じらいや怪訝そうにする素振りはなく。)……お願いする。 (頼りなく持ち上げた手を、男の肩に添え置いた。)(そのままもう一度空を仰ぎ見る。空が徐々に青から橙、紺色へ。移り変わる境界。)
お前――、 廻は、何をしに此処へ?(そう切り出すのは、運ばれる最中になるだろうか。近い距離で他愛なく尋ねる。)
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雨夜・廻 2022年1月21日
(此方の申し出に嫌悪がない様子にほっと安堵の息を溢す。添えられた手の力の無さに、言葉通りに動く余力がない事が伺えた。了承を得たのなら念の為に上着を脱いでから彼女の膝へ掛け“失礼”と一言断りを入れると横に抱く形で持ち上げる)

…僕ですか?気晴らし程度の気ままな散歩です。いつもと違う道行ったろと思ってこの森の近く通ってたら、獣道から御前様がぐったりと座り込んでる姿が見えたんで来たんが現状です。
(落とさぬようにしっかりと抱き上げては、近場の大きな木の根元へ彼女を運ぶ道中に問われた問いへ素直に経緯を話す。己が応え終わる頃には目的の場へ着く。このまま冷たいであろう地面へ彼女を降ろしても良いものかと暫し悩む。ふと彼女へ掛けた己の上着が目に留まる)

直接やと今の時期冷たいやろうし、気休めですが僕の上着敷いてもろて座るのどうです?
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アザレア・クラン 2022年1月26日
(女の体は頼りないだけでなく、温度も極端に低かった。雨――とはいえ、さらさらと降る天泣の所為でこれほどまでには成らぬだろうが。)(易々と持ち上げられた身は、希望した通りもっと大きな木の根元へ運ばれていく。)……散歩。折角なのに予期せぬ雨に見舞われたな。お陰で私は助かったのだけど。

(配慮ある申し出に、首を振る。)汚れてしまうよ。気にしなくても、元々冷たい。今しばらくは。(すぐに良くなる。と、そんな意味を含む不思議な物言いで。)
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雨夜・廻 2022年2月16日
(触れた彼女の体温は己より低く、雨の所為で低いのか判断がつかないので心配から眉間に皺が寄ってしまう。預けた上着で少しは暖が取れてれば良いと思いつつ会話へ意識を戻す)……御前様が助かったのなら、不運な散歩道もツイてる散歩道になります。

(元々体温が冷たいとはいえ時期が時期で心配の念が拭えずに、思案した後に妥協案として少し預かってもらう体でもう一度伺う)
んー、汚れるんは洗えば落ちるんで気にせんでええですけど…変に気を遣わせるのも迷惑やろうし、ここは妥協して体温が増しになるまで上着このまんま預かってもろてええですか?
(“すぐ良くなる。“という続け様に溢れでた言葉は気になったが、このまま過ごしていれば疑問も晴れそうな曖昧な感頼りに深く聞かずに、なるべく濡れていない草が多い場へ彼女をそっと降ろす)
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アザレア・クラン 2022年2月18日
面倒ごとに巻き込まれてツイてる、なんて。お人好しなんだ、廻は。(呼吸浅く。声静か。目を閉じれば死人のよう。感覚は微睡に近いのか、外見が与える印象よりは些か柔らかな声を出した。)

―――…(薄らと黒が再び青年を見る。)……お前が、そういうのなら。(重ね重ねの伺いに、やっと首を縦に振って。上着が被さる体はゆっくりと草の上へ降ろされた。)(空を見る。夕陽は次第に光を弱め、雲の後ろへ、地平線の向こう側へと沈んでいく。)

……ほら、夜が来る。そうすれば、もっと良くなる。
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雨夜・廻 2022年3月20日
今回の事は面倒やと思いませんよ。それにお人好しとは少し違う気ぃします(自分の為にやった行動の結果に過ぎないので、お人好しと言って貰える程の人柄ではないのだと言う意味合いで首を振った)

(まだ覚醒しきらない黒と視線が合わさると了承を得てほっと一安心したように微笑む。佇むより視線を合わせるようにしゃがみ込む)…ええ、そうして貰えると助かります(視線が空へと移るのを見て釣られるように見上げると日が暮れようとしていた。続いた言葉に小首を傾げ疑問を口にする)

夜とその症状に何か関係がおありで?
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アザレア・クラン 2022年4月11日
(高さの合わさる青を見る。空と同じ色。実際の空は――もうすぐ紺色へと変わるだろうけれど。)(その様子を、互いに見上げ。)(太陽が景色の区切りの向こう側へ落ちていく。つれて、女の様子に僅かな変化が生じた。肩は呼吸に上下し、正しい息遣いが戻る。重たい瞼は何度か瞬きを繰り返し、やがてしっかりと開き。)

……昼は少し生きづらいんだ。夜のほうが、楽に動ける。
(短く答えると、自身では動くことも億劫だった片腕を持ち上げ。指を開いたり閉じたりした。)
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雨夜・廻 2022年4月23日
………生きずらい…です、か…(見守っていれば、先程と比べ呼吸や安定してきた様子に瞬く。彼女の言葉通りなのだろう。日が登る時より夜の方が動きが滑らかに動くのに密かにほっと安堵するように息を吐いた)

―――………(彼女の症状を深く聞いても良いのかと暫し思考を巡らせ、“初対面の者が深く問うのも…“など一人で悶々と上を向いたかと思えば首を傾げたりと百面相)
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アザレア・クラン 2022年5月24日
(かけてもらっていた上着を持ち上げ、土や草が付いてしまっていないか裾あたりを確認する。細い指が軽くはたき、自身の膝の上で丁寧に畳む。)
――……(傍の青年を見遣れば、何やら思案顔。なんとなく、本当になんとなくだけれど、意図を汲み取ろうとして。)……体質なんだ。昔からの。昼間、陽の下では体がうまく動かない。(もっと昔は、光で肌が焼けてしまうこともあったけれど。今はそこまで酷くない。)驚かせてすまない。……それと、ありがとう。(上着を差し出す。冷たかった体温も徐々に上がり、今は生きていることを示している。)
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雨夜・廻 2022年6月26日
(天候が思わしくない空を見上げ思案していれば、下からぽつり、ぽつり、と雨音のように静かな紡ぐ声に下を向いた)
体質…陽の下では身体が上手く動かないとは難義なもので……原因がお解りで?
(原因が解れば、これも縁だ。少しでも手助けが出来るならしたいと思い彼女に問うた)
いえ、どういたしまして。言うても厚かましいお節介焼いたにすぎないんで、あんま気にせんといてください。
(いつの間にか丁寧且つ綺麗に畳まれた己の上着を受け取り笑った)
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アザレア・クラン 2022年7月9日
(夜空に似た髪の先を、白の指がいじる。)……遺伝子変異。そういう生まれだった。(元は指と揃いで髪も白かったけれど。それを言えば【では何故?】とまた青年を悩ませてしまうかもしれない。)(上着を渡した後は、地面に手をつき、体を起こす。)
名を、告げていなかったな。私はアザレアという。見ての通り、エルフだ。少し前に、妖精郷からパラドクストレインに乗ってここへきた。…よろしく、廻。(先程よりも確かな眼差しで、彼を見る。)
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雨夜・廻 2022年8月2日
遺伝子変異ですか…ほんま難義やわ……って、さっきから子供みたいに“アレなに?“的な感じで疑問に答えてもろてばっかですんません(気になる事は沢山あれど、幼い子のように彼女に答えさせてばかりいる己が情けなく気まずそうに頬を掻いた)
僕は…いっちゃん最初に名乗りましたけど、改めて。刻逆で妖狐になった元はただの人間な雨夜廻言います。アザレアさん、宜しくたのんます(真っ直ぐな眼差しを見つめ返し二度目ましてな名乗りを上げた)
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アザレア・クラン 2022年8月8日
構わない。私も、知らないことだらけだから。……妖狐、というのも。会うのははじめて。(視線の先は彼の背中、ふわふわの尾。それを 1,2,3…と刻んで瞳を動かしながら数えてみる。)
遠くからも見つけやすそうな、立派な尻尾だな。
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雨夜・廻 2022年8月15日
そう言うて頂けて助かります…妖狐見るの初めてですか?(彼女の視線の先に気付き、追うように一本一本数えてる様子に微笑ましくなる)
嗚呼…大きい上に尻尾で余計に目立っとるもんなぁ……無駄に仰々しい尾やなぁって考えしかないんです。
(何かと不都合な尾の一本を手に取りフルフル降って苦笑う)
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アザレア・クラン 2022年10月18日
元々はニンゲン、と言っていたな。となれば、本来持ち合わせていないものを手に余しているのだろう。
見るのも、会うのも。知るのも、はじめて。私に外の知識は殆どない。(だから、と締め括るのは妙だろうけれど。)………触ってみても、いい?
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雨夜・廻 2022年10月22日
ええ、ほんまにその通りです。寝る時とかほんま慣れるまで大変でした…。
なら、これから沢山知らん事を知ってくのわくわくしますねっ!
(思わずと言うような好奇心からの申し出に握ったままだった尾を戯けたように差し出した)
ええ、どうぞ。見た目通りにふさふさした塊です。
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アザレア・クラン 2022年11月7日
……わくわく。(心が浮き立つことを意味する言葉だったと思う。けれど。これまで身近に感じたことはなく、ぴんときていない様子。)
(差し出された美しい毛並みの、大きな尻尾。指先でそっとなぞるように触れてみる。視線が一度だけ男を伺うように上目がちに見て、問題がないと悟れば、今度は掌全体で触る。)……本当に、ふわふわ。やわらかで、あたたか。(もふ、もふ。)(無意識か、エルフの長耳が微かに上下に揺れる。)
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雨夜・廻 2023年3月21日
ぴんとこやん感じですね…(どうしたら伝わるだろうかと思案してると歓喜の声に視線を彼女の方へ。彼女が己の尾に触れてる様子がまさにそうなのだが…言うのも野暮だろうと思い見守る)
お気に召したようでなによりです。ふわふわしたもん触るの癒されますよねぇ…あー、僕も自分のやなかったら楽しめるんやけどな……他のもふもふしたなる…(葛藤するように空をもふもふ撫で回す)
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