【個別】花々の香るafternoon
ユノ・メルヴィーネ 2022年1月8日
新宿島の都心、その街の一角にある小さな喫茶店。
テーブル席に座る一人の天使の少女と、ドラゴニアンの青年。
普段は店主と常連客、といった立場の二人が、同じテーブルに向かい合って座る珍しい日だった。
机には心をホッと安らぐ飲み物と甘い菓子。
さぁ、今日はどんな午後が始まるのだろうか。
※書き込み可能
#ユノ・メルヴィーネ
#御縁・榊
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ユノ・メルヴィーネ 2022年1月8日
…ふぅ。今日も一杯歩いた、気がする。
(喫茶店の席に座るやいなやそんな事をつぶやく)
…店長は何か、決まった?
(メニュー表を広げて視線を動かした後、そう言って相手に尋ねた)
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御縁・榊 2022年1月8日
(細身の割に元々体力のある男は、相手の呟きに可笑しそうに笑いながら)
それじゃあ、珈琲とシフォンケーキにでもしようかな。ユノはどうする? (さくさくとメニューを決めて、相手に同じことを問い返す。それから、ふと思い出したように)
呼び方、御縁でも、榊でも構わないよ。店の外で店長って呼ばれても、多分俺気付かないしさ。
(無効票)
ユノ・メルヴィーネ 2022年1月8日
(おかしげに笑う相手の様子に「?」を頭に浮かべたように首を傾げて)
…店長は店長、でしょ?今更呼び方を変えるのも……あ、そっか。
(そう言ってしばらく考えた後)
えっと…じゃあ、榊…でいい?
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御縁・榊 2022年1月8日
メニュー決まったら言って、呼ぶから。(どうやらまだ決まっていないようだとお冷のグラスを片手に、決まったら店員を呼ぶからと相手に告げて)
どうぞ、好きに呼んで。
……あ、そういえば。ユノ、君の同居人と交流したよ、少し前に。(話題になるようなもの、と少し考えてから、先日連絡先を交換した少年を思い出した)
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ユノ・メルヴィーネ 2022年1月8日
うーんと…じゃあ、私は…ショートケーキと…紅茶、かな。
(しばらく考えた後にようやく決まったようで、そう言って彼に指名した品を言葉に出す)
ユノ・メルヴィーネ 2022年1月8日
…?…あ、ハルに会った、んだね。
(同居人と交流したと聞いて一瞬疑問を感じつつも、こくりと頷いて)
そういえば、榊のお店でハルの事はまだあんまり言ってなかった気もする、ね。
その…どう、だった?
(言葉足らずではあるが彼に会ってみた感想を聞いてるようだ)
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御縁・榊 2022年1月8日
(片手を上げて店員を呼ぶと手早くふたり分の注文を伝え、お願いしますと愛想良く告げて見送って。店員への礼儀と愛想は大切だ。そうしてから、相手に視線を戻して)
どう、……うーん、元々、話し掛けたコトはなくても知ってたからね、あの子の存在は。俺の同居人、未霊って子なんだけど、その子が春曲には随分とお世話になっててね。
お人好しの世話焼き、良い子だけど損しそうな子だよねぇ。(ころころと笑う男の声に、棘はない。ただ、その若く真っ直ぐな在り方を微笑ましく、好ましく思っているだけだ。そうでなければ、わざわざ連絡先なんて渡さない)
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ユノ・メルヴィーネ 2022年1月8日
(彼の感想を聞いて)
…そういえば、ミレイって人の話は聞いたことはある…。
前々から仲のいい友達だって、よくハルが話していたから…そっか。
(それならば知っていた、という反応も頷ける)
ユノ・メルヴィーネ 2022年1月8日
うん…いつも色々と大変そうな感じもするけど…でも、ハルは良い人なの。
自分には関係のない事でも手を出して…見捨てることはしなくて。
私がここに来て何もわからなかった時も…手助けしてくれて。
…だから、かな。私もハルの力になりたいっていつも思ってるの。
(同居人の在り方に対し、その反応を褒められてるような気がして)
(そう思えば自分のことのように彼女もふふりと小さく微笑んだ)
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御縁・榊 2022年1月8日
一緒に遊んだり配信したりしているみたいだからねぇ。(くすくすと楽しげな笑い声。色々と敵を作りやすいあの少年が、まあ随分と懐いて楽しそうにしているものだと思って眺めている)
良い子なのは俺にも分かるよ。お人好しに加えて、責任感も強そうだ。
……ま、どれだけ責任感が強くても、お人好しでも、頑張り屋でも、子供は子供だからさ。
今は緊急事態だから、復讐者だから、ってあれこれ働かされてるけど、君も、春曲も、本来ならまだ庇護されるべき年齢だ。侮るつもりはないし、否定するつもりも毛頭ないけど、君たちは子供なんだよ。
だから、春曲にも俺の連絡先を渡した。ひとつやふたつくらい、どうしようもなくなった時に連絡出来る復讐者の大人が居ても良いだろうと思って、ね。(君も、何かあったら掛けて来るんだよ。花咲く竜は、柔らかく気怠そうな声で言う。お節介は承知の上だ)
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ユノ・メルヴィーネ 2022年1月8日
(彼の発言を聞いて少し不思議そうな表情を向けつつ)
子供…そう言われたのは初めて、かも。
でも…うん。ハルもまだ大人ってわけじゃない…んだよね。
(子ども扱いされたことに関して特に気にしてることはない、が。普段そうされなかっただけに少し新鮮だったようで)
…うん。もし困ったその時は榊に連絡はするようにする…ね。
(純粋な彼女はただただ彼の言葉に素直にうなずくのだった)
ユノ・メルヴィーネ 2022年1月8日
(そんな会話を続けてしばらくして、店員が注文していたメニューを届けにくる)
(彼女と彼の前に、注文していた品が置かれた事だろう)
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御縁・榊 2022年1月8日
うん、掛けておいで。(店員へ視線だけで会釈を行ってシフォンケーキと珈琲を受け取り、少し考えてから)
元々さ、この国では高校生なんてまだまだ子供だったはずなんだよ。なのに、刻逆が起きてからは、復讐者なら高校生どころか小中学生ですら駆り出して戦わせて、日常も復讐者の力で整えて。復讐者だからみんなのために動くべきって空気になってくのは、何か違うでしょ。
そりゃ、総員が力を尽くして戦わなきゃ全てが死ぬんだから、間違ってはいないんだけどねぇ。(苦笑いめいて。間違っていないけれど、少しずつ何かを掛け違えて狂ってしまったかのように間違えている。そんな気がしている。ので、目に付く範囲にくらいは真っ当な大人の真似事でもしてみようかと)(シフォンケーキを切り分け、生クリームと共にひと口)
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ユノ・メルヴィーネ 2022年1月8日
(届いたショートケーキと紅茶に視線を落とせば一瞬目を光らせるも)
(少し慌てて視線を戻す)
ユノ・メルヴィーネ 2022年1月8日
…榊は、子供にあんまり戦わせたくないんだね。
(彼の発言の節々からそうした気持ちが見え隠れしてるのを感じて)
でも…うん。私もあんまり…戦いは好きじゃない。
この力を得てから…なのかな。みんな、戦いに行かないといけないっていう気持ちが強まってる気がして…
でも…私もハルや友達が傷ついていくのは…あんまり見たくない…。
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御縁・榊 2022年1月8日
ふふ、ユノは甘い物が好きかい? (輝いた眼差しは見逃さなかったらしい。ゆっくりとカップを手に、ブラック珈琲をひと口。良い香りだ)
御縁・榊 2022年1月8日
……うーん、あんまり考えたコトなかったんだけど、そうかもねぇ。子供が子供で居ても許される時間って、短いからね。(ことりと小首を傾げた。自分は子供らしい時代なんて途中からはほとんどないようなものだったけれど、普通に子供として生きられる子供たちには普通の子供として生きて欲しいのだろうか。別に羨む感情もないし、何方かといえば、自分の生き方があんまり楽しくなかったから、子供の時代に夢を見ているのかもしれない)
好きじゃないなら好きじゃないままで良いと思うよ、俺は。
戦闘不能になっても海岸に流れ着く、なんて話もあるけど、ゲームのコンティニューじゃないんだからさ。自分が殺される瞬間、仲間が殺される瞬間、なんてものは、なるべくなら見ない方が良いし、下手をすれば無自覚の心の傷になる。
まあ、このご時世だからさ。少なからず、自分の身くらいは守れた方が良いんだろうけどね。
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ユノ・メルヴィーネ 2022年1月8日
(彼の発言を聞いてはっと反応して)
あ…う、うん…。
甘いものを食べてるときは、こう…幸せな気分になれる、から…。
ユノ・メルヴィーネ 2022年1月8日
でも…そう言う風に言ってくれる人は大事、だと思う。
(今のご時世、それを考える人も少ないのだから)
…うん。
不思議な力はあるけど…できることなら私は、この力を…みんなの心を少しでも癒せるように使いたいな。
ユノ・メルヴィーネ 2022年1月8日
(そう言った後に自身の届いたショートケーキを一口)
(美味しい、といった様子が彼女の微笑ましげな表情から伝わってくるだろう)
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御縁・榊 2022年1月9日
好きな物や幸せになれる物があるのは、良いコトだよねぇ。(微笑ましそうに笑って、自分もシフォンケーキを食べ進める。自分の場合は植物たちと関わることそのものが好きなことだから、とても充実した日々だ)
それなら何より。まぁ、お節介になり過ぎない程度に心配させて貰うとするよ。
ユノは偉いねぇ。……心を癒すって、肉体を癒す以上に大変なコトだと思うんだよ。今だと、肉体の傷はパラドクスでどうにかなっちゃうからさ。(だから、きっと大変なことだろうけれど、応援はする。自分だって、人々に向けて心の栄養を売っているのだから)
(分かりやすく煌めいた眼差しと表情に、ふ、と小さく吹き出して喉の奥で笑う。なるほど、本当に甘い物に目がないらしい)
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ユノ・メルヴィーネ 2022年1月9日
(榊の発言を聞きつつもショートケーキを食べながら)
…そう、だね。
身体の傷は癒すことはできないけど…そう言った心の傷は魔法でも治せない。
でも…ハルがね、言ってたの。歌の力があれば、人の心を揺さぶることもできるし、励ますこともできるって。
ユノ・メルヴィーネ 2022年1月9日
私の力は歌う事。だからきっと…そのためにあるんだって思ったの。
確かに大変だけど…私に出来ることはこれくらい、だから。
…榊の育ててるお花も、心を癒すため…でしょ?
(なんて、ふわりと微笑んだ)
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御縁・榊 2022年1月9日
(ひと口大に切ったシフォンケーキに生クリームを乗せ、口に運ぶ。生クリームが甘めだから、ブラック珈琲と相性が良い)
そうだね、歌もまた、人間にとっての心の栄養だ。心を奮い立たせるコトも、寄り添い癒すコトも、流せなかった涙を取り戻すコトも出来る。
……俺は普段はあんまり音楽に縁がない生活をしているけど、何時か、君の歌も聴いてみたいな。(正確に言えば、植物たちの歌以外に縁がない、だけれど。首に掛けているヘッドフォンは音を遮断するために使われるものであって、音楽を聴くためではない)
そ。俺の花々も、心の栄養。ひとはさ、無駄が大事なんだよ。無くても生物的には生きて行けるものがそれでも欲しいと思うコトが、必要なんだと思ってる。
(無効票)
ユノ・メルヴィーネ 2022年1月9日
ふふっ。
うん、私の曲も、ハルの曲も、これからいっぱい届けてみせるから。
榊にも聴いてもらえると、嬉しい。
(自分の曲を聴いてもらえるというのは嬉しい事だ、と微笑みながら)
(それだけ彼女にとって歌、という存在は大切なのだ)
ユノ・メルヴィーネ 2022年1月9日
無駄が大事…そうなんだ…。
(榊の意見にこてん、と首を傾げながらも頷いて)
でも…きっちりしすぎても、疲れちゃうから…そう、なのかも。
(無効票)
御縁・榊 2022年1月9日
楽しみにしてるよ。あれなら、ライブ連絡でもくれれば行ける時は観に行くし。(笑って、男は言う。勿論、自分にとっては花屋の仕事と未霊のことが優先事項ではあるけれど、それでもタイミングが合えば聴きに行ってみたい。相手のこうして話している声は綺麗なものだと思うから、歌うならばもっと良く透るのだろうと思う)
うん。ただ生きて行くだけなら、綺麗な服も、アクセサリーも、飾る花も、音楽も、味を追求した料理も、必要ないだろうからね。(生き物として生きて行く以上のものを、娯楽を、人々は求める。それが人間として必要なのだと思っている。特に今回のような刻逆の緊急事態において娯楽品がめっきり減った辺り、無駄を省いて生命活動に必要なものだけを先ず求めた結果なのが良く分かる)(シフォンケーキを食べ終えて、残りの珈琲を飲む)
(演出終了)
ユノ・メルヴィーネ 2022年1月9日
…!うん!
ハルのほうにもそう伝えておく、ね?
(彼の快い反応に嬉しそうに返しつつ、ケーキを一口食べてその甘さにまた喜ぶのだった)
ユノ・メルヴィーネ 2022年1月9日
(その後も二人は談笑しながら午後は過ぎていく)
(今までは店主と常連客という関係だった二人の仲が、少しだけ深まった気がした――)
(演出終了)
ユノ・メルヴィーネ 2022年1月9日
【〆】