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【第三回1:1】B班:深まる秋に刻を想って

アルマース・ハーズィン 2021年11月18日
新宿の外れに建つとあるアンティークショップ。
古めかしいランプ、くすんだオーク材の食器棚、淡々と時を刻む振り子時計……。
年季を感じる雑多な商品が並んだその店の前に、二人は立っていた。

参加者:アルマース・ハーズィン
    ブロス・ブラッドハート
    (上記二人のみ発言可)

⏳RP期間: 2021.11.30頃まで




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アルマース・ハーズィン 2021年11月18日
普段は1人で色々見ているのだが、偶には誰かと見るのも良いと思ってな……。今日は誘いに乗ってくれてありがとう。
(そうブロスに声をかけたアルマースの前に立っているのは、木造の建築物。
週末の古物巡りでよく行くのだと言うその店は、どことなく古さを感じるが、不潔さは感じさせない。
そんな雰囲気を持つアンティークショップだった)
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ブロス・ブラッドハート 2021年11月19日
にしし、じゃぁ新しい素敵な出会いをくれたアルマースの『たまに』に感謝しないとだな!こちらこそ、今日は連れてきてくれてありがとだぜっ
(にっこりと隣人に歯を見せて、ついと視線をあげる。時が塗り重ねた深い漆色は『あんてぃーく』がどんなものであるか、優しく語りかけてくるような風情だ)

ほぁぁ…なーなー、さっそくなかに入ろうぜ!(少なくとも、よく磨かれてきた真鍮のドアハンドルはさっそく少年の心をつかんだようで)
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アルマース・ハーズィン 2021年11月19日
正直商品を見定めるだけだから、退屈かもしれないと思ったが……。(ブロスの嬉しそうな視線を見つめ)
喜んでくれているようでなによりだ。

……最近は寒くなってきたし、早くお店に入ってしまおうか。
(真鍮のハンドルを回し、ドアを引くと「カラン、カラン」と乾いたベルの音が鳴る。
 店内は年季の入った家具や古びた小物がどこか雑多に置かれており、外から見たのとさほど変わらない印象を感じる)
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ブロス・ブラッドハート 2021年11月19日
へっへーん、あんがい意外ってわけでもないんだぜ?(どこに行くかも大事だけど、誰と行くかもとっても大切。とは言わず、悪戯げにほくそ笑む竜人少年)

うん、れっつごーだ!(熱砂の民であるアルマースには、北風の吐息はひときわ身に刺さるのだろうと。一も二もなく頷く)
(彼女の後をついて店内に足を踏み入れる。ベルの歓待を背中にうけて、扉が閉まれば途端に外の喧騒は消えて)
おぉ…ここがあんてぃーくしょっぷかぁ、ほんとに色んなものが置いてあるんだなぁ(お店の雰囲気にちょっと声を潜めて、店内をキョロキョロ)
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アルマース・ハーズィン 2021年11月20日
ここは品揃えも良いし、仕入れも頻繁にやってくれる店でな。色々な種類を見て回りたい私にとっては、何かと都合が良い。
これとか……(机の上に置かれた腕時計を手に取り)先週くらいには無かったな。なかなか値段も質も悪くは無いが、ふむ……(思案するように腕時計を見つめる)
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ブロス・ブラッドハート 2021年11月20日
ほぁぁ…アルマースすげえかんさつりょくだな。こんなに色んな品物がおいてあるお店で、ちっちゃな違いに気づけるなんて…!(足繁く通うだけでは出来ない芸当に素直に声をもらす)

うん、しょっ…と(棚に手をかけ爪先立ちに、アルマースの手許を覗き込んでみる。耳を澄ませば掌にのせられた時間が蠢く小さな音、造りの良し悪しはわからないが、注がれている視線が真剣であることはすぐにわかって)なぁなぁ、アルマースはこういうときに時計のどんなところを見てるんだ?
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アルマース・ハーズィン 2021年11月20日
どこを見ているか……。そうだな……。(少し考え込み)時計としての機能性、装飾のクオリティ、そのあたりを踏まえて価格が適正か……。
……ここまでは趣味の観点だが、あとはディアボロスとしての判断基準が大きいな。私はディアボロスの中では、いわゆるガジェッティアであるため、『これから魔法を引き出せるか』というのを、おそらくだが本能的に感じる。
(腕時計を眺め)これからはその直感が無かった。それがこの腕時計を買わない理由だ。
要は趣味と実益の両面から見て欲しいものをか考えている。……かっこつけた言い方かもしれないが、そんなところだな。
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ブロス・ブラッドハート 2021年11月21日
きのーせいに、そうしょくに、価格がてきせいか…。ほぁぁ、あらためてアルマースって目利きさんなんだなぁ!(趣味と実益、さらりと言ってのける彼女は正真正銘かっこよくて)おれは綺麗だなぁ、とかカッコイイなぁとかはすげえ思うけど、他のことはからきしっぽいんだぜ(ちょっと恥ずかしそうに頬をかいて誤魔化そうと)

魔法を引き出す…こういう物のなかからか?(初めて聞いた言葉に、思わずまんまるくした目を腕時計から移して彼女を見上げ)
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アルマース・ハーズィン 2021年11月21日
親が商人だったせいか、自然とこういう観点で見るようになっていたな……(少し照れた顔を隠しながら)

ふむ……ブロスくんの「欲しい理由」も特に問題無いと思うぞ。そもそも「欲しい理由」に優越は無い。「綺麗だから欲しい」、「カッコいいから欲しい」。どちらも立派な理由だ。

私も具体的にはよく分かってない部分が多いんだがな。曰く付きの物品や何らかの伝承を持つ物、そんなアイテムになんというかこう……力を込めると、冷気を出すとか魔力を放つと言った、『魔法』と呼べるものを使えるときがある。

例えばこれだな(右手の人差し指に着けたラピスラズリの指輪を見せる)我が家の家宝であったものなのだが、新宿島に着いた時から冷気を操れるようになっている。
……何を言っているか分からないかもしれないが、なんというかそういうものなんだ。
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ブロス・ブラッドハート 2021年11月22日
えへへ、りっぱな理由かぁ~。小さいころから商品に囲まれてたアルマースがそう言ってくれるなら、おれも自信もっちゃうんだぜ
(いつもクールな彼女の知らなかった一面に、褒められて少し熱くなった頬を緩めて。それがちょっとだけ気恥ずかしくて視線を逸らすと、一瞬で目を奪われる。さり気なく差し出された褐色の手に輝く、どこまでも潜ってゆけるような深い瑠璃色はちょうど今時分の夜空にも似て……)
ほぁぁ…綺麗だなぁ……。なんか吸いこまれちゃいそうな…不思議な力があるってのも頷いちゃうんだぜ(傷もくすみも見当たらない、誇らしげな輝きが嬉しくなって)アルマース、すっごく大事にしてるんだな

んーん、なんとなくだけどわかる気がするぜ。つくった誰かの気持ちとか、つかった人の大事な思い出とかさ。嬉しいことも悲しいことも人と一緒にいて憶えてるはずだろうし
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アルマース・ハーズィン 2021年11月22日
この指輪は……ハーズィン家の存在を証明出来るものだからな(少し寂しそうに)戦闘で必要な武器だからという理由もあるが、それ以上に大切なものだ。

「気持ちや思い出を憶えているから」か……。良い考え方だな「物に込められた想いが魔法になっている」。原理は分からないが、そう解釈するのも悪くないな(小さく微笑む)

……あ、そうだ。(ブロスを見つめ)ブロスくんは欲しいものとかはあるかな。今日付き合ってくれたお礼にでも、何か買ってあげよう。
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ブロス・ブラッドハート 2021年11月23日
(一瞬よぎった横顔の翳り。その理由を聞くのは躊躇われたけれど)そんなふうに物を大切に親しくしてきたアルマースだから、宿る力を引き出すことができるのかもしれないな。へへ、それってすっげー素敵な魔法なんだぜ!(戻った微笑からは悲嘆より彼女の強さを感じて、やっぱりかっこいい人だなぁなんて思ったり)

欲しいもの…(きょろきょろと店内を見回す。まだ見ぬ宝物がそこに眠っているような気がして心がふわふわと浮き立つ)えへへ、もっとお店のなかを見てもいーかな? あ、でもでもおれだってディアボロスとして働いてるんだぜ、ちょっとはたくわえがあるんだからなっ(好意に笑顔で返して、えへんと胸を張ってみせる)
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アルマース・ハーズィン 2021年11月23日
ゆっくり決めてくれて構わない。私も君の好きそうなものを探しておこう。(少し商品を眺め)

……と、言ったが、ブロスくんの好きなものを知らないな。物に限らず好きなものとか、お気に入りのものはあるかな?
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ブロス・ブラッドハート 2021年11月24日
うん、ありがとなっ。アルマースがいっしょに探してくれるなら心つよいんだぜ~
おれの好きなものかぁ(自分のカッコイイという感性をうまく言葉にすることが上手く出来ず)えーっとぉ…あ、あんな感じのとかカッコイイんだぜ!(指さしたのは、古くはあるが頑丈そうなランタンがいくつか吊るされている一画だ)
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アルマース・ハーズィン 2021年11月24日
なるほど、ランタンか(指さす先を見つめ)確かに無骨というか、機能美を感じさせる良い代物だ。

(ランタンのある一画に近づき、吊された中の1つに着いていた値札をめくり)……値段もまぁ買えなくはない。それではこれは第1候補としておこう。

(ブロスに向かって振り返り)ブロスくんもなかなか良い目利きをしていると思うぞ。
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ブロス・ブラッドハート 2021年11月25日
にししっ、そーかなそーかな、おれも目利きさんかなぁ。なんか自信ついちゃうんだぜ~(褒められればそれだけ木に登る竜人少年)

(後について、覗いた値札に目をやれば)んぁ…!あ、アンティークって高いんだな…アルマース無理しちゃやだぜ? おれこーやって見てるのですっげー楽しいもん!
ほら、こういうブリキ缶とかガラスボトルとか、宝物を入れておくのに良さそうだし…あ、こっちの古い方位磁針もカッコイイんだぜ!(長い時代を生きてきた品々を見て回る魅力に目覚めてきたようで、視線があっちへこっちへ)
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アルマース・ハーズィン 2021年11月25日
……そうだな。無理に奢ろうとするのもあまり良くはない。(ランタンについた値札を見つめ)

(ブロスの目線を先を追い)なるほど……面白い物に目を着けるな。
私としてはそうだな……(周りを眺め)
こういったものが好みだ(凝った装飾があしらわれた万年筆を手に取り)
装飾も良いし、実用的でもある。使い勝手は良いに越したことは無い。
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ブロス・ブラッドハート 2021年11月26日
おれの欲しいものでアルマースのが買えなくなっちゃったら、おれ悲しいもんっ。その気持ちだけありがたく奢ってもらうんだぜ(にしし)

(掌の万年筆に注がれた真剣な視線に思わず微笑をこぼす。レリーフというのだろうか?美しい装飾に頷いて)ほんとにすっげぇきれいだな。ちょっと使うのがもったいなくなっちゃいそうだけど、漢字苦手なおれでもお手紙かくの楽しくなりそーだぜ…!(飾るだけでなく使うことも念頭に置いたものが『好み』なのかもと頭にいれておく)
あ、それ。魔法の力はありそうか??
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アルマース・ハーズィン 2021年11月27日
ブロスくんに「文字を書くのが楽しくなりそう」と思ってもらえたのであれば、この万年筆と作った人は嬉しいと思うぞ。(小さく微笑み)

魔法を使えるかは……、ふむ……(手元の万年筆をじっくり眺め)……微妙だな。さっきほど見せた指輪のときは最初に持った瞬間、そう『感じた』のだが、これは「魔法を使えそうな気がする」止まりだ。
魔法の媒体用として買うかは、厳しいところだな……。
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ブロス・ブラッドハート 2021年11月27日
そっかぁ、魔法の道具って見つけるの大変そうなんだぜ。でもでも、特別な力がなくたっておれとアルマースの感じたことはほんとだもんな(向けられた微笑に、にっこりと頷く)使うひとも、作るひとも、物もみんな嬉しいならそれが一番素敵なんだぜ!

あ、そーだ!(思いついたように品物を手にとって)このガラスボトルとブリキ缶、どっちもよくって悩んじゃってさ。アルマースはどっちが好みだったりするか聞いてもいいか??
(ボトルには色とりどりのビー玉を。ブリキ缶には小さなたくさんの宝物をしまう予定のようで)
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アルマース・ハーズィン 2021年11月28日
確信出来るものをみつけられるのはそうだな……。2ヶ月に1回見つかれば良い方と言ったところか。
しかし、ブロスくんの言うようにそうでなくても素敵なものはある。そういうものを見つけられるから、私は古物巡りが好きなのかもしれないな。
(万年筆を手に)せっかくだし、今日の土産にこの万年筆は買うことにしよう。魔法が使えなくても素晴らしい品質の代物であるからな。

ふむ……。(ガラスボトルとブリキ缶を見つめ)ブロスくんの使用用途にもよるが、「何かを入れる」目的であれば、ブリキ缶の方が良いと思う。単純にこちらの方が壊れにくいだろう。物を入れるのであれば、「壊れにくさ」は重要であるはずだ。
ガラスボトルも入れたものを見られる利点はあるのだがな、落とした際等の耐久性では不安がある。
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ブロス・ブラッドハート 2021年11月28日
こういうの『一期一会』っていうんだよなっ。へへ、大賛成なんだぜ!
おれから見てもその万年筆、アルマースの手の中にあるのがすげえ自然に見えるもん(いわゆる絵になっているとでも言うのだろうか。それも彼女の人柄あってのことだ)
いい持ち主さんに巡りあえて幸せ者だぞ、おまえ(万年筆に語りかける。共に経る時間が、いつか魔法となることもあるはずだろうと)

(アルマースのいう不安をさっそくやらかしそうな自分がありありと浮かんで、頬をかく)あはは、おれすぐ落としちゃいそうだからなぁ
…うん、決めた!せっかく出会えたものをすぐ壊しちゃったら嫌だし、アルマースのおすすめどおりブリキ缶にするんだぜっ
えへへ、なにいれるか楽しみだなぁ~!(大事に抱えてお会計に)
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アルマース・ハーズィン 2021年11月29日
刻を過ごす中で魔法を使えるようになる。……そうなってくれたら、確かに嬉しいな。(万年筆を握り、ブロスに着いていくように会計に向かう)

ブロスくんも良い物が買えたようで良かった。
初めは正直退屈させるかもしれないと思ったが……誰かを連れて古物屋巡りをするのも、なかなか良いな(楽しそうなブロスの後ろ姿を見つめ)
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ブロス・ブラッドハート 2021年11月29日
にしし、おれがいっぱい楽しめたのはアルマースのおかげだぜ?いろんなこと教えてくれたし、一緒に見て回ってたくさんの発見もあったもん!

ここもひとりだったらぜってー知らなかったお店だしな(忙しなく首を左右にして)買い物のじゃまにならねーかなってのはちょっとだけ不安だったけど…(ちょっと苦笑する)そう言ってもらえて嬉しいんだぜっ
えへへ、あらためて誘ってくれてありがとな、アルマース!
(購入したブリキ缶を胸に、くるりと振り向く。黄金の太陽が育んだ麗人の視線を感じれば、パっと笑顔を見せて)
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