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リオ・ブラッドリィのフレンド

😊市ヶ谷・リンネ

明けない夜があっても、いいんじゃない?
🌕父が遺してくれた古ホテルと、祖父が遺してくれた動かない単車。それが唯一の居場所であり、唯一の宝物である。若くして錆びた生活を送り、輝いた青春よりも平穏で平坦な繰り返しの日々に執着する。若者の本分は勉学と嘯きホテルの繁盛には不熱心。独学で修理している単車がいつか直ったら、自分の中の何かが変わると信じている。たぶん、何も変わらないのだろうけど。🌓
友達

😊リオ・ブラッドリィ

夢見てただけで、夢が叶うなんて望んでなくて――
刻逆の前から、ずっとずっと「魔法使い」を夢見てた。一族が信奉していたそれが、実際には怪しい宗教の類だったと分かっていても、自分が「魔法使い」の血族なのだと、そう信じることだけが支えだった。そして、刻逆が起きた。――……僕は本当に魔法使いになった。一族が夢想した数々の術も、現実のものとなった。けれど代わりに、僕は「時間」に嫌われたのだと思う。今はただ、無力だった自分が懐かしい。
冒険仲間