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鳴海・龍彦のフレンド

ユウリ・クラウディア

さぁ、参りましょう。航海の始まりです。
鳥籠の隙からみえる星に恋焦がれた白の天使。愛しいアナタの名前を抱いて、逃げ出した外はなんと美しいことか!さぁ、早く行こう。すでに錨は上げられたのだから。✴︎真実と嘘を織り交ぜて、微笑む。漂う波に身を任せ、今日もゆらりゆらりと電子の海を漂う。✴︎真っ暗闇の中で眩く光る一番星に手を伸ばす。いつかアナタをこの瞳に写すまでは。
団長

😊鳴海・龍彦

……あの日、何が起こったんだ?
かつて東京の何処かにいた、花の世話をする青年。今は悪魔の雨雲に追われる雨男。悪魔どもと炎上する植物園を最後に記憶は途切れ、気付けば新宿島に漂着していた。手元に残されたのは読めない本と、デバイスに封印された雨の悪魔『アヅマ・アヤ』。虫喰いだらけの記憶でも、何をすべきかわかっている。悪魔と手を組んででも、『あの日の続き』を消した奴らをぶっ潰すのだ。 『帰ったら直ぐに本を読もう。そして感想をあの子に──』
冒険仲間